苦しんでいる時というのは、どうにもならないことをなんとかしようと必死でもがいている時なのです。
どうしていいのかわからない、どれがいいのかもわからない、なにがなんだかわからない・・・・・
ということはこれ以上考えてもしかたのないこと、自分ではどうにもならないということ、
そんなときは無理をしないで 神様に預けてしまえばいい
頭の中を神様でいっぱいにしてしまえばいいのです。
そして肉体人間の自分にわかること、出来ることだけを一生懸命にやっていけばいいのです。
それを 他人と比較して
「自分は怠惰だ」、「能力がない」、「根気もない」、「ダメな奴なんだ」
「他の人がやっているんだから自分も頑張らねばならない」
と今迄の自分を反省し、今までのダメな自分を繰り返すまいとして無理をするのです。
しかし、その人も簡単にやっているわけではない、苦しいのです、本当はやりたくないのです。
人間は50歩、100歩・・・・どれだけ凄いと言われる人でも出来る人でも、たかがしれているのです。
肉体人間にできることなんてたいしたことではないのです。
西園寺昌美さんの「日々の指針」 を読んでいると肩の力が ふーッと抜けていきます。
自分と他人を比べることの愚かさを教えてくれます。
厳しい言葉が多いのだけれど、真理の言葉は 慈愛の響きがあるのです。
肉体人間の弱さを神様はわかってくださっている
「自分を苦しめるのはやーめた」 「神さまに助けていただこう」 と思えるのです。
1.あなたはどんな人から侮られ、馬鹿にされても平気です。 人は皆勝手気ままなもの、いつも自分のご都合次第に、機敏に動くものということを知っています。
人がどう思おうと、自分自身が信念をもって生きていさえすれば、どんな些細なことにでも心を動かされることはありません。 世界平和の祈りこそ、どんな人にも絶対に文句のつけようのない素晴らしい生き方です。 誇りをもって生きることです。
2.現在のあなたが、今どんな人であろうと、神から忘れられることなく慈しまれ、愛されつづけていることを、決して忘れてはならない。 あなたが神を否定し、神を思わずとも、守護神のほうから、常にあなたの無事を、あなたの幸せを、あなたの平安を守り、導いて下さっておられるのである。
あなたの心が少しでも守護神のほうに向けられたら、どれだけあなたを守りやすく、導きやすくなることかしれない。
それこそ、今までの苦しみは半分以下になるに違いない。
あなたは永久に神に抱かれており、愛されているのである。
3. 神さまはこうおっしゃっている。
「あなたが私から顔をそむけても、それでよい。 また私を無視し、私をけなし、私を否定しつづけてもかまわない。 それでも私はなおもあなたを愛し、あなたをいとおしみ、あなたに心から幸せになってもらいたいと欲している。
私はただ黙って、ひたすら宇宙に遍満する光のエネルギーを、絶大なるパワーを、あなたの心の中に注ぎこみ
私とあなたとの次元を深い絆で固く結んでいるのである。」
「日々の指針」 西園寺昌美 白光出版