思わずこみ上げるものがあった。
今年のMASTERSを制したオーストラリアのアダム=スコットの米国メジャー初勝利にまつわるhidden story。

 彼が才能を開花させ絶好調だったのは2009年のQ1。PGAツアーでも勝利を重ね、富と名声を得ていた。弱冠29歳。イケメンの彼はケイト=ハドソンとも浮名を流し、プライベートジェットまで購入。 公私ともにノリノリだったが・・・ なぜかメジャー大会に勝てない!
2009年のマスターズに惨敗すると続く全米オープン、全英オープンでも沈むと全米プロではなんと出場先週中下から数えて第五位という信じられないスコアで予選敗退。 極度のスランプに陥ってしまったのだ。

 彼にとっては折悪しく?も、その年はライダーカップが開催されない、つまりプレジデンツカップ(ゴルフ大陸別対抗戦」開催の年。 ところがそこに彼は世界選抜として推薦され出場するのだ。

 彼を推薦した世界選抜チーム主将G `ホワイトシャーク‘ ノーマンは批判にさらされる。
曰く、‘同じオージーでしかも同郷だからじゃね?‘‘話題性あるし、興行優先じゃね?‘・・
 そんなうすっぺらなものではなかった。。。。彼らは世界で戦うorofessionalだ。

 ノーマンからの直接のコメントはないそうだが、後に信頼に足る周辺筋から漏れ伝わったところでは、‘南アフリカ(あーにーえるす?)・南米(A=カブレラ?)・カナダ・FIJI(V=シン!)らの強豪と一緒に戦い、忘れている何かを思い出す機会になってくれれば必ずやあのきらめくような才能が再び輝く日がくる‘として推薦したらしい。 考えてみてほしい。プレジデンツカップは世界中のゴルフファンが注目する闘いだ。そこに出場するのはもちろんだが、批判を承知でしかし確固たる信念と理由を持って推薦する勇気を。

 そしてその時にコンビを作ってともに戦ったパートナーこそはA=カブレラ。今回のマスターズでプレーオフまでもつれたチャンピオンシップを最後まで争ったアルゼンチンのプレーヤーだ。当時調子を崩していて、一緒に組めば勝てなさそうなアダムのパートナーに進んでなり、‘おまえは絶対メジャーに勝てる。お前はすごいんだ。‘と彼を鼓舞しながら一緒に戦ったのだ。
Cabrera said he had no doubt that Scott would win a major someday soon. The two have played together frequently, including as teammates and partners on the International team at the Presidents Cup.

“Adam is a great person, a great player,” said Cabrera, a two-time major champion who won the Masters in a playoff in 2009.(現地ゴルフ雑誌より)

 そう、その年2009、プレーオフの末マスターズを制したのはカブレラだった。 そんな時
自分が幸福の絶頂でもあるシーズンに、当時まるでだめおだったアダムにそんな励ましを与えて一緒に戦っていた。。。

 また、その時世界選抜チーム副将でもあったNZのF=ノビロはこういったそうだ。‘2/3年したらこの選出が正しかったと証明されるはずだ‘。

 そして3年半後、ノビロの言葉は証明され、ノーマン・カブレラの思いは結実した。

 あの・・・あの夕闇迫り小雨そぼ降る中でのプレーオフの激闘のさなか、優勝が決まった
10番ホールのセカンド。先に2オンしたカブレラのさらに内側のピンにデッドな位置に、
すごい切れ味のアイアンでセカンドを寄せたアダム。 そのアダムにグリーンに向かって歩きながら‘great shot‘と親指を立てたアンヘル。 ‘thanks , cheers ‘と親指を立て返したアダム。 その時二人は何を思ったのだろう?  凡人には思いもつかないが、おそらく頭はパットのことでいっぱいだったろうが、同時にこの上ない充実感に包まれ、ゴルフを‘ENJOY‘していたのではないだろうか。。 こんな幸せな瞬間があるだろうか?
 スポーツをする者として冥利だと思う。


 優勝が決まった後のいくつめかのインタビューで、記者がアダムに`あの日`のことを聞いた時のこと。質問に対してずいぶん時間をおいて(感じるものがあったのだろう)こう答えたんだそうだ。
 `I never forgot his words , I have and I will.`
彼の言葉を忘れたことはなかったし、忘れていない。これからも忘れないだろう。‘

 たくさんのことを感じる。
一緒に真剣に戦うからこそ得られるものがある・得られる真の仲間がいる・戦友がいる。
失意のどん底だからこそ感じられるものがある・そんなときだからこそ声をかけてくれる
友達こそが親友・仲間だと。
そんなときだからこそ力になれる人間にならなきゃと。
そんなときにこそ声をかけてもらえるような人間になろうといつも頑張らなきゃいけないんだと。
そして
今こうしてるときにも明日のアダムを目指して人知れず精進を重ねているプレーヤーが星の数ほどいることを。

 有名だから強い・伝統があるから強い・金があるから強い・かっこいいから強いんじゃないんだ。

 強いから有名になるんだ。
 強いから伝統も育つんだ。
 強いから金も儲かるんだ。
 強いからかっこいいんだ。

 こんな瞬間 瞬間を生きなきゃなぁと思う。。。。



  

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