globalizationと言っても経済の話でなく、ラグビーの話。

行なわれていたA5N(アジア5か国対抗)、日本は全勝で6連覇を達成。私は`以前の‘宿敵、韓国との戦いを見に行ったが、日本が9トライを上げ、64-5で‘圧勝`した。

 韓国といえば、アジアの覇権を長年日本と争ってきたかつてのライバル国だったが、最後に日本が黒星を喫したのは2001年のアジア大会。それ以降は年々差が広がり、もはやミスマッチに近いほどの差がついている。 日本のスポーツ界は多様化し、サッカー人気がますます高まり、対してラグビー人口は減少を続けているはず。(2012時点でおそらく12/3万人)それなのにこんなに差がつくようになったのはなぜなんだろう?

 ふたつあると思う。 ひとつは韓国ラグビー界の停滞。韓国はあるスポーツにはこれだけ、別のスポーツには何人・・・と国策で振り分けが決まっている。そのうえ1997のアジア危機以降、韓国スポーツを支えた財閥系企業の体力が低下したことで、強化がしにくくなってしまった。その結果、国際交流が減ってしまい世界の潮流から地盤沈下を起こしてしまったというのが実情だ。 その流れをなんとか食い止めているのが、韓国籍選手の日本のトップリーグへの参加。 今回の日本戦に出場した15人のうちFWの8人はみな日本でプレーする選手たちだった。

 これに対して日本はというと、2003/4シーズンにJリーグをモデルに地域に根差したチームを元に トップリーグが発足。 実業団チームがそれぞれ母体になりながらも、プロ化という世界の潮流になんとかついていき、1シーズンの試合数も増加。 お互いが`削り合う`ように戦っていくうちレベルは徐々にアップ。南半球とはシーズンが逆、かつ選手の年俸も相対的によいレベルであるため、ここ数年は南半球‘スーパーラグビー`リーグでプレーするオーストラリア・NZ・南アフリカ・それにSAMOA・トンガ・フィジーなどの`ISLANDERのキラ星のような世界的名選手たちがこぞって`出稼ぎ`来日。 以前では考えもつかなかったようなプレーヤーたちが日本でプレーしている。

 こうした状況を背景に日本ラグビーは徐々に進化している。 まだまだ世界のトップ諸国には進化のスピードで追いつかないものの、2019の日本でのワールドカップ開催に向け、日夜強化中だ。

 日本と韓国、彼我の違いはなんだろう? やはり 国際化・・・ということになるのだろうか。。。 外の血を大胆に取り入れ、毎年黒船に見舞われながらレベルアップをしている日本とそうでない韓国。 この違いは1年2年では顕在化しないが、10年ともなるとその差は歴然だ。 日本が韓国に負けなくなったのが2002以降というのとトップリーグ発足が2003年というのは決して偶然ではないだろう。

 今年は日本ラグビーにとってエポックメイキングな年だ。 それは`受け入れてばかり‘だった日本から、海外に打って出た選手が初めて海外のトップチームとの契約を勝ち取り、出場し始めたからだ。 スーパーラグビー、オーストラリア メルボルンレベルズの堀江翔太(ニックネームはSHOT)、NZハイランダースの田中史明(ニックネームは‘ジャック‘)、そしてNZちーふすのマイケルリーチだ。

 野球界やサッカー界ではもはや、日本人選手が海外リーグで活躍するのは日常茶飯事だが、MLBで野茂が投げ始めたときの興奮、セリエAで中田英が活躍し始めた時のワクワク感はいまだに覚えている。 それが実に15年近く遅れてようやくラグビー界でも起こり始めている。 輸入だけでなく、輸出が始まった時が真の`国際化`のような気がする。

 2019に向け日本ラグビーが飛躍するきっかけになってくれたらなぁと切に願う。

Wizard for Goodluck
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