ドル円が2009/4以来となる100円を回復した。ここのところ97/100の迷走を続けたことで短期筋のポジションがだいぶ軽くなってきており、一部テクニカル筋からはいったん91までのpullback予想さえ出てきている中での一気のブラインドブレイクだった。 marketとはこうしたもの。 昨夜のブレイクに関しては
1.米initial claimが予想比良好だったこと
2.FED理事からの量的緩和出口の可能性についての言及があったこと
3.中国の外貨準備のUSDassetからのdiversification見直し
4.30年債入札が予想比好調で、日本からのキャピタルアウトフローが連想されたこと
等々 理由づけがなされたが、正直どれも後付けだろう。
ロンドン4時以降99.20/30で底堅い値動きをしていた時点から一部の仕掛けによりそこまでの
ドル高値99.40を抜けてからは文字通りあっという間で上記のnewsなど読み込んでいる暇など
到底なかったはず。 言ってみれば、警戒感が比較的薄い中、100前後にあったexotic option barrier triggerを誘発させに行く動きが功奏したということだろう。 99.40から100.40までは飛んだ!という感じだった。

 ドル円が最後の三ケタだったのは2009/4/8。 当時は前年のリーマンショック(日本ではこういうが、ちなみに英語で海外の人にLehamn shockと言ってもぽかんとされるだけだ。 英語では great recessionという)の傷跡も生々しく、後にgreen shoots rallyと言われる株式市場のラリーも未だ懐疑論が支配していた頃だ。 日本では機関投資家が前年来のダメージによりリスクアパタイトを失い、海外投資を見合わせるnewsが出始めた頃。 結局この2009のイースター明けが最後の3けたとなったのだった。。。。。(ちなみに当時のEURUSDはなんと今のレベルとほぼ同じの1.31台。。。さて AUDUSDは? 0.72台だった。。。 その後のCHINA・COMMODITY BOOMのラリーはご存知の通り)


 思えば実に4年ぶりの三ケタのドル円だ。 全てのbottom trendには世界中で繰り広げられる量的緩和、分けてもルビコンを渡ってパンドラの箱を開けた アベノミクスおよびKURODA BAZOOKAの影響が大きい。 この状況は何か2005あたりの金融市場の状況を彷彿とさせる。
問題はEXITだろう。 いやそれ以上に、`時間稼ぎ‘であるこの量的緩和そのものが目的となり、成長を取り戻せないままになってしまうと・・・いやいや 言うまい。 無責任な悲観論・批判など言うべきではないだろう。 

 とにかく引き続き市場を注意深く見続けること。 それしかない。。。。。

 世界的な量的緩和で今まで見られなかったような現象がそこかしこで起こっている。
FACTを冷静にアクネドータルに拾い集め、それをもとに未来を予測し続ける・・・・常に
真摯に考え続けたい。。。。