星条旗通りのすし屋きたむらへ。


 まったくの余談になるが、星条旗通りってなんで星条旗通りって言うの?それは星条旗新聞社があるから。星条旗新聞って何?米軍駐留の軍人関係者に発行されている新聞。なんでこんなところに?
この辺りはWW2が終わるまでは旧日本軍の近衛歩兵第五連隊・歩兵第三連隊がおかれ、帝都東京警備の重要拠点だったが、これを戦後米軍が接収し、東京都内における位置の重要性に鑑みいまだに使用しているから。 旧防衛庁に至近だったこともその理由の一つ・・・・ こんなことなんで知ってるかというと、社会人駆け出しのある春の昼下がりこの青山西麻布地区を営業で走り回っていたある日、外訪さぼって青山公園脇の外苑東通りに車止めて昼寝してたらいきなり軍用ヘリが爆音轟かせて降りてきたのにびっくりして、そのヘリが下りたヘリポートを見に行こうとして職質されたから・・・・米軍施設を覗き込んでるやつがいたらそりゃあ職質かけられるよなぁ。。。。

 もうひとつ、天現寺交差点から古川橋に向かう明治通りを走ると、首都高速天現寺入り口すぐ手前のイタリアンリストランテAPPIAの隣にThe Sannnoという建物が現れる。 日米の国旗がはためくが、出入りの車や人は全て厳重なセキュリティチェックを受け、ちょっと空気感が大使館的。
これは一体。。。。。?
 答えは在日米軍…特に海軍関係者の宿泊施設。 すぐ裏にはフランス大使館もあり、比較的セレブな雰囲気漂う街だが、そんなところにもこんな施設がある。 平時はほとんど感じないが、やはり日本は米国との軍事関係があり(日米安保条約)その傘の下で存在しているのだなと感じさせられる風景ではある。。。。。  

 話が脱線してしまった・・・ きたむらの話。 こちらのお店は看板が出ていない。あるビルの階段を登ると忽然と和風のいい雰囲気の玄関戸と鮨 きたむら の灯り。 これでやっとここにお店があるとわかる。 今日は何をいただけるだろうか?。。。店に入るときは靴を脱いで、友達のリビングにお邪魔する感じで上がっていく。とそこに鮨カウンター。なんといってもくつろげる空気感だ。

 ご主人は きりっと苦み走った、粋でいなせな・・今風に言えば‘イケメン‘。割烹着の襟をピンと立てているのがトレードマークだ。 しかし、何かの拍子にお話をすると ちょっと東北なまりがあるところがとてもチャーミング。
いただいたのは白身のこぶ締めから始まるいつものお造り各種。 コハダがなんともいい塩梅だったのが印象的だ。

 あとはちょっとした小皿がいくつかだが、たこのやわらか煮はいつも通りの素晴らしさ。`半天然の稚鮎‘(ちょっと早すぎじゃないですか?と言われることが多いので、半天然という言い方をしているみたいだ)の苦み走った味わいが盃の手を進めてくれる。。さらには絶妙にあぶった明太子にワサビ。。。いかん!加速度的に酒のピッチがあがってしまう・・・

 にぎりは堅めの小さめのしゃりでふんわりと、そしてほろっと崩れる自分好みの握り。
今日はワサビのいいのがなかったので、誠に申し訳ないのですがさび抜きでとのお話。
サビ抜きだけど大丈夫! とてもおいしいですよ北村さん。
スミイカとミル貝、そしてえびの甘さが秀逸だった。。。最後に腹が収まらない私のためにうにごはん。。。。
 話が弾んだ最後に、純米の生酒で飲み続けていたところに、一通り食べ終わったから大丈夫ですよねと、‘デザート代わりに‘と大吟醸の景虎をごちそうになってしまった・・・(デザートってあなた・・・・)

 今日も楽しくいただきました・・・・ちょっと飲みすぎたかな今日は・・・・