ここのところ、中学受験終了後の話を書いてきていましたが、今日は、受験終了後の学習について、リクエストがあったので書きます。
↓終了後にいろいろやった話
今日は英語学習について。
ここでは、小学生時代に、小学校の授業以外に英語学習をしていなかった我が家の長子、次子や、周囲のお子さんなどが学習していた方法や教材を取り上げます(=既修者はもちろんこの記事の対象外です)。
我が家が使っていない教材を含まれること、また、我が家が使っていたもの全てが記載されているわけではないことをご了承ください。
【導入】
・サピックスからもらう英語の教材
・基礎英語1
サピックスからもらえる教材、意外といいです。
ある程度導入が終わったら、学校の授業、基礎英語と並行しながら、4技能の開発に向けた教材等に取り組む方が多いです。
【リーディング、英文法】
・何らかの多読教材(Oxford Reading Tree(ORT)など)
・くもん 中学英文法スーパーステップ などの文法書
・スタディギア
・スタディサプリ
・自由自在等の問題集
学校の授業で簡単な文章が読めるようになったら多読を始める方もいますが、いきなり入学前から多読を始める人もいます。このあたりは、お子様の性格や理解力にもよるのかと思います。
多読や基礎英語、授業で出てきた文法事項を確認するために、最初の簡単な文法書を渡すのをこの時期にする方もいるかと思います。
スタディサプリを見て先取りするお子さんもいます。
個人的な一番のおすすめは、多読をはじめて、少し簡単な文を読めるようになったら、英検受験申し込みをすると利用クーポンがもらえる学習アプリ「スタディギア」で文法や単語を追いかけて学習しながら、どうしてもわからない文法は文法書で確認する。
スタディギアは、英検対策の読解、文法、語彙などの問題から過去問などを学習することができますが、これをきっちり使い倒せば、リーディング分野は英検準1級までしっかり対策できます。
語彙はスタディギアでできますが、アプリがイヤであれば、でる単や文単を3〜2級まで順次やっていっても。東大受験者必須といわれる「鉄壁」をやるには、最低でも英検2級程度の語彙力はあった方がよく、できれば、準1程度の語彙力の理解があると、さらにスムースに学習ができます。
なお、これだと、全統中や高校受験などのひっかけ系の問題には対応できないので、別途、文法の問題集をある程度のところからやるといいです。(目安として英検3級を終わらせて英検準2級の学習に入ったら)
↓Oxford Reading Clubを購読すると、Oxford Reading TreeをはじめとしたOxfordの書籍を読めます。
↓ORTを卒業したら、Oxford Reading Clubの中からもう少しレベルが上の書籍を選んでもよいし、ブックガイドから適当な書籍を選んでもよいです
↓中学英文法がよくまとまっている文法書。
↓スーパーステップだとわかりにくい、苦手だったらこちらも。
↓これだと高校英文法まで一気にカバーするので、処理能力の高い子であればこれ1冊でOKでいけますが、一般的には中学英文法だけに絞った本のほうがいいと思います。
↓問題集を使うときは、自由自在とかが比較的多いかと。でも、個人的には、中学英語の間はスタディギアを使い倒して高校英語まで進めて、その段階で文法問題集を入れるのでもいいように思っています。参考書がしっかりわかるシリーズなら、問題集も揃える、というのもあり。
↓本当は用法含めて覚えるのがよいので文単がおすすめ。でも、どうしても文単いやという子もいるので、パス単でも。覚えられるならなんでもいいかと。
↓鉄壁は、英検2級の語彙マスター後に。できれば準1程度の語彙があってからはじめるとなおよしですが。
【リスニング】
・基礎英語1
・Oxford Reading Club
・海外ドラマ
基礎英語1で音を入れるのは定番でしょうか。文法なども学べます。
もう少し発展的にするのであれば、Oxford Reading Clubを使うと音声も聞くことができるので、それで音を入れながらシャドーイングすることもできます。
英語音声の海外ドラマは、学習している感なしに音を入れられますが、わからないところはそのまま流れていきますので、何度か日本語字幕でみて内容を頭に入れたあとに英語字幕で見るなど工夫が必要になります。英語字幕と日本語字幕を同時に見る方法もありますが、それは、追って別記事で書きます。
また、おすすめ海外ドラマについても別記事で書きます。
【ライティング、スピーキング】
アウトプット型技能なので、まずはリーディング、リスニングを先行させ、それに少し遅れての学習になるかと思います。
ご家庭に英語ができる方がいらっしゃれば、ライティングの添削をお願いするなど、ご家族の協力が一番です。ある程度英語できるけどそこまでは…という時でも、英語の文法をみてくれるGrammarlyでチェックしたり、または一回DeepLで翻訳にかけるとかという方法もあります。
もしご家庭で難しいときには、時期を見て外部のリソースを入れる方法もあります。今は、英語の添削やスピーキングなどオンラインでいろいろとありますので…。