二月の勝者のドラマ、始まりましたね。

初回が三浦君なのは想定通り。

次が加藤君で、その次が武田君になるのかなー。

 

…って、見ていられるのは今だからこそ、だと思います。

 

おそらく、昨年の今の時期に、二月の勝者が放映されたとしたら、私、間違いなくみられなかったと思います。

…当事者から見ると、生々しすぎて、無理です。

ある程度、俯瞰的に見ていられる精神的な強さか、受験からのある程度距離があるか、または受験にある程度の余裕がないと、二月の勝者という生々しい話はなかなか見られないんじゃないかなぁ、と思います。

(私が原作を読み始めたのも、次子の入試が終わってからです。当時はとてもじゃないけど無理でした)

 

今見たくない、という方は、無理してみる必要はないんじゃないかと思います。成績が上がらない話とか、過去問の点数が取れない話とか、もう目の前の我が子だけで十分!目の前の我が子の状況だけで夢にうなされている今、そんなほかで成績があがらないだ、40%出てなくても受けに行くとか、そんな生々しい話わざわざ読む必要ないんじゃないか、と思います。

 

とはいえ、二月の勝者は、サピックス生からみると「そこまで生々しくない」と思います。

というのは、ターゲット校やカリキュラムが若干違うから、二月の勝者がそのままサピックスで難関校を目指す家庭にあてはまるかと言えば、違うところも多くあるからだと思います。

 

例えば、メンタルクライシスが11月末、1月、2月、という話。

 

我が家の場合は、以前書いた通り、10月末に闇落ちしまして、ここが最大のメンタルクライシスでした。

 

 

サピックスで難関校を狙う場合、第一志望校の変更は基本的に11月の第1~2週まで、という制限がつくのではないかと思います(まあ、どうしてもといえば、その後でも変更できなくはないのですが、難関校の場合、学校対策が必要だけれども、11月第1~2週以降の変更は対策の時間が取れなくなるから、ということで、あまりいい顔はされないはずです←うちの甥が変更しようとして大変だった)。

この制限があるために、10月末には、「このまま今の志望校で走るのか、変えたほうがいいのか」で悩んでメンタルクライシスになるケースがあるのではないかと思います。

逆にいうと、11月の半ば以降になってしまえば、「この学校で行くしかない」と腹をくくっているので、そんなにメンタルクライシスになることはないと思います。

 

これが、第一志望校が首都模試がターゲットとする学校の場合には、そこまで志望校対策が必要ではないため、12月でも志望校変更ができるそうです。←某Nで受験をした知り合い談。

このようなケースでは、11月終わり~12月頭がメンタルクライシスになるのかもしれません。

 

これから10月終わりを迎えるにあたり、大変な思いをされるサピックス生保護者の方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

でも、11月になれば腹をくくることになりますし、もっと言えば受験自体があと数か月で終わりますので、先生などに吐き出しながら乗り切っていけるといいなぁ、と応援しております。

 

ちなみに、我が家は次子のときは10月に闇落ちし、また1月に闇落ちしました。

長子のときは、10月は少し闇落ちしました(が、成績的に安定していた人なので、次子のときに「長子の10月程度は闇落ちとは言わない」ことがわかりました)。そして、長子のときは1月にどーんと闇落ちしております。

 

1月の闇落ちの話は、自戒をこめてそのうちにまた書こうと思います…

 

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