長蛇の列になることを予想して、天守閣よりも先に一番手で見物。平成の復元、本丸御殿。150億円かかったから、絶対に傷付けないようにリュックは前に背負って、と諸注意を受ける。
元々尾張藩主義直の居所だったところ、上洛する家光を迎えるに際して、義直が御書院(上洛殿)を増築したとの事。
その上洛殿。狩野探幽。
「贅を凝らした」とは少し違う。何か静謐な威厳がある。
ああ、これは凄いな。本当に凄い。来て良かった。建物の内装で涙が出そうになるのは初めてだ。
今も天井は制作中らしい。
ああ、凄い。
一つ一つの材具も格の極み。
この立派さで廊下。
義直から見て、甥に当たる家光。どんな想いで造ったのだろう。
焼失前の資料が沢山残っていたから、正確に復元出来たらしい。そうは言っても、とてつもなく大変な作業だろう。
今まで日本文化を見くびっていたのかも知れない。
これから木造で再復元予定の天守閣に使われる、月山松と言う木材があった。岩手産とのこと。
衝撃が醒めない。