試乗会を終え、再びの福井へ。

金沢〜敦賀間の特急は来月廃止になるので、記念に乗車券を貰う。

駅員さんが検印を押す場所を「ここでいいですか?」と聞くのは本当だった。気に食わない所に押されて文句言う輩がいるかららしい。

白山連峰?って言うのかな。

新幹線は防音壁で見えない箇所も多いが、在来線からはバッチリ。

立山連峰もそうだけど、如何に日本海側と太平洋側が山々で分断されているかが分かる。

サンダーバード。車内は大阪弁がほとんど。

雷鳥?だよな。

福井の通史が知りたくて、閉館時間ギリギリにタクシーで来た。

しかし運転手さんの話がメチャクチャで面白かった。敦賀の人たちは、名古屋にも京都大阪にも直ぐ出られるし、困っちゃいない。何で新幹線を福井止まりにしなかったんだ。そうすれば、金沢から寝過ごした人たちの需要があるのに、と。

永平寺町の古墳副葬品の冠。

弥生時代の琴。弦は何を使っていたかな。

銅鐸と琴。笛と歌声もあっただろう。弥生のバンドを聴きたい。

鎌倉時代の越前焼きの窯を再現。中々の迫力。

福井県の変遷。初めは北部嶺北は石川県、嶺南は滋賀県に属していて、福井県は存在しなかったらしい。いかに「山中越え」が険しく両者を隔絶しているかを物語っているか。

福井も、空襲と占領下時代の震災を経験している。

今回の元旦の震災は、規模は違えど数年前の房総台風被害と通じる面がある。とにかく半島の先っぽの地理的閉鎖性で、復旧が進まないんだ。

この汽車土器でお茶が売られていた。ペットボトルの前身?

インドのチャイ屋を思い出す。3ルピーくらいでお猪口一杯くらいの土製のコップに、並々と甘〜い紅茶を注がれ、一口で飲み干しては地面に叩きつけて割っていた。

夜行寝台列車に響くチャイ売りの声。

いつかまたあの雑踏に身を置けるだろうか。と言うか、インドにあの前近代的な文化がこの先も残るだろうか。