白山神社はそこら中にあるが、こちらは君津市久留里線、小櫃駅近くの白山神社。本殿背後には前方後円墳。

かなり立派な木組みと装飾の本殿。

この写実感は鎌倉っぼいけど、由緒書は無くよく分からない。

ネットには「古老の口碑」として何と、壬申の乱で敗れた大友皇子が実は生き延びて、この地で大海人軍と再戦、最終的に敗れてここで自刃した、と言う伝説があると載っていた。この白山神社の祭神は、大友皇子と菊理媛命で、古墳はその御陵だと。

しかし築造は古墳時代前期で被葬者は馬来田国造関係の有力者とあるし、壬申の乱は7世紀だから、まあただの伝説だろうなあと思うけど、

対馬の安徳天皇陵や、源義経がみちのくを経由して大陸に逃れてチンギスハーンになったとか、火の無いところに煙は立たずなのか、嘘もつき続けると真実になる、のか。

前方後円のくびれが良く分かる。

見猿聞か猿言わ猿。サル。

御名も分からぬ社。摂社に水天宮もあった。安徳天皇。

帰り道に見つけて急ブレーキ。

江戸期、久留里街道の道標だ。

此処より西が「江戸ふな道」で、久留里の物資が木更津まで出て五大力船で江戸まで運ばれた、要するに産業道路、とここにもあった。

祠のように祀られる道標。

行く先々で偶然出会う史跡たち。何か声が聞こえて来るようだ。