市原市、稲荷台1号墳(復元1/3スケール)
住宅地にポツンと、孤独な古墳があった。
有名な王賜銘鉄剣が出土したところ。5世紀中頃とのこと。
直ぐ近くの、上総国分尼寺跡。奈良朝。
こちらも住宅地の中に、広大な敷地。全然知らなかった。
復元回廊と金堂。
中々良い雰囲気。
市原市役所を望む、何かの礎石。
昨年オープンしたばかりの、市原歴史博物館。
ハードもソフトもかなり立派だが、肝心の展示は、まだ整備道半ばか。こちらは市内出土の人面付土器。弥生期。
大正昭和頃?まで東京湾内や河川で活躍した五大力船の舵。「五大」と言うから5艘あったのかと思ったら、単純に舟型の名称のようだ。市原の米や炭などの物資を江戸や神奈川に運んだ。現存は唯一らしい。
そして、王賜銘鉄剣。
これを観にきたのに‥
展示はレプリカ‥。
右から、出土当時、現在の復元形、埋納当時、の3本。
本物置いてなかったでしたっけ??とつい聞いてしまったが、展示環境の関係で、現在開催されている特別展が撤収したら、そこに本物を出すらしい。無念。
王から賜った鉄剣。さぞかし名誉だったろう。
その王は、大和の王(後の天皇)か、近在の王(豪族)か、説が分かれるらしい。この時代で大和の王であれば、「大王」と称されなければおかしいと。
近隣だけでこんなに古墳がたくさん。
上総国府の所在はまだ分かっていないが、推定の候補地はこれだけ絞られているんだ。更級日記は、ここから都に帰る話だっけか。
まだ行きたい場所が沢山ある。