出雲から3時間以上かけて青谷駅で途中下車し、青谷上寺地遺跡展示館へ。

凄く重要な遺跡らしいが、重文の展示品はほとんどレプリカだった。職員の方が教えてくれたが、今後史跡公園として整備して、展示館も新しくなるらしい。「鳥取にもようやく高速道路が通って、こっちに予算が回って来るようになった」って。

しかしこの脳片は本物。

人間の脳の出土は、世界的にも非常に珍しいと。

合掌してから、まじまじと観察。

この女性がこの脳で知覚していた世界を想像する。いつか科学が進んだら、この脳片が記憶する世界を甦らせ、VRか何かで再現できるだろうか。

私たちの遠いご先祖の、愛おしい記憶。

この顔、テレビ番組とかでよく見る笑

ここの人骨がモデルだったか。

その発掘現場は高速の下。

つくづくモノ好きだなと嗤いながら、雨天雪道の中行ってみるが、やはり何もない。

100体を超える人骨が、埋葬ではなく打ち捨てられ、殺傷痕の残るものも少なくなかったようだ。

倭国大乱の時期の出来事なのかどうか、一体ここで何があったんだろう。

再び東へ。