三度の大社。
早朝・雨天・マン防の三点セットでほとんど人がいない。
出雲大社かたりべガイドのガイドさんにお願いし、マンツーマンでみっちり2時間以上、色々と教えて頂く。
まず前から疑問だった下り参道は、大国主の怨念を閉じ込めているから、とかでは無く、単にこの勢溜鳥居付近が砂丘の上にあるかららしい、
だからここを頂点に、どの方向に行っても下る事になる。写真は鳥居を背に大社駅・中国山脈広島方面。
この場所で昔(何時代かは忘れた)、芝居小屋が作られて演じられた。そのため、ここで人の勢いが溜まるから「勢溜」と呼ぶんだと。
祓社。「祓い給へ、清め給へ」と。
ここでは祓うだけで、お祈りはしないのが作法。
はい、今まで普通にお願い事していました。
土俵。
今でもわんぱく相撲や中高生の選手権予選が取られるそうだ。大社で相撲なんて贅沢な。
面白かったのはこれ。
真ん中はもちろん神聖な正中で、今も天皇や皇族の限られた人たちしか通れないが、この時代に「天皇と皇族以外通行禁止」
なんて書けないから、松の根保護を名目としてるって。まあ、保護も嘘ではないと思うが。
神代に、神々が神殿建築に使った杵が埋まっているとの伝承。
もちろん、掘り返して確認する事なんか出来ない。「天皇陵と一緒ですよ。史実が分かって良いことと、分かってはマズイことがある」とガイドさん。
こちらはどちらかと言うと、月の兎。
少彦名命を失い嘆いていた大国主の元に、彼のクシミタマが現れる。この場面は美保関だったと言う事も知る。博識のガイドさんに尊敬の念。