加賀の潜戸

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も絶賛した名勝。昨日まで強風で欠航だった定期遊覧船で回る。

新潜戸

東側から入る。船幅ギリギリ。

キサカヒメが金弓でぶち抜いた岩穴で、佐太大神(猿田彦)生誕の地と言う、風土記の伝承。

実際には海蝕洞だが、神秘的である事には変わらない。

西側から。

奥の的島の岩穴とも一直線になっているのが分かる。まさに射通。

色々神話にこじつけた伝説があるようだが、

この部分を高天原にするのはやり過ぎだろ笑

真ん中の岩を屏風岩と言い、伊弉諾と伊邪那美を隔てた岩だとか。訳わからん。

旧潜戸

水子供養の賽の河原。少し胸が苦しい。

昔のおもちゃとか、ランドセルとかが沢山供えられていて、亡くなった子どもの年齢や名前まで刻まれた石碑?もあった。

こちらは余り観光で来る場所ではないなと思い、石だけ積んで退散したが、船長が何度か

「お参り、ありがとうございました」

と言っていたのが心に残る。

きっと今では観光客くらいしか、参拝しないのだろう。