ジブリの『君たちはどう生きるか』
まだ映画館で上映していたので、
母に誘われて、観てきましたー
自分なりの感想や解釈など記録したいと思います。
様々な解釈の仕方があるようですし、
人によって感じ方も全然違うと思いますし
100人観れば100通りの感想や見方のある映画だと思いますので
(米津玄師のインタビューより)
あくまでも私の感想です
(トンデモ解釈&発想の激しい跳躍ばかりです、あしからず)
原作漫画はたまたまこの間読んでたので
自分としてはタイムリー。
宣伝はほぼなかったようですが、
主題歌や声優さんはすでに公表されていますし、
レビューや感想コメントはあちこちで見かけてますので
賛否両論といわれているし、
どんなかなぁと、
あまり期待してませんでした
言いたい事が分かりにくいという人もいたようですが、
私としては原作漫画読んだのもあって、
言いたいことはなんとなく、
わかりました。
そして、その後少し分かりにくかったところを
考察サイトなどを読んで、
自分なりに考えて、
非常に納得できました。
この映画は
人間(男性)が、
精神的に子供から大人に成長するまでの過程の
精神的な世界を描いてるのかなと思いました。
そして結論としては、
自分と向き合い、
自責も現実逃避もせず、
親と向き合い、知恵をつけて
自己の欲望をコントロールし
自分の生まれてきた意味、存在価値を見つけ
精神的に大人になって現実を生きろ
といいたいのかなと思いました。
それまでの途中で、
もちろん様々な過程を巡って段階をへるわけですが
精神世界、深層心理の大冒険だなぁ…と思いました
たくさんの分かれ道、選択肢があって
母親の死による、
海や水没や波が、後悔の念、自責の念を表してるのかなと
(漫画版でそのように描かれてました)
その辺りに船で漂う、
ほとんど死んでるような人は
自責の念に囚われている人々なのか
自己の道義に反した過ちに、
後悔の気持ちの苦しみを、
糧にして(魚)新たな自信を見つけ出したり、
知恵に導かれ(キリコさん)
「誤りは真理に対して、ちょうど睡眠が目醒めに対すると、同じ関係にある。
人が誤りから覚めて、よみがえったように再び真理に向かいのを、私はみたことがある」
(こちらも漫画版より、ゲーテの言葉)
そのあとの世界で現れる
欲望を表してるかのようなインコたちの大群…
弓矢(父親のと自分の)や鳥(糞とか…)
のほとんどが、
男性の性欲的なものを表してるのか
性欲とは物凄いパワーですし、
生きる力そのものであり
創作する源であったり、
自己顕示欲、支配欲ともなる
一歩誤れば、獣にもなり、暴力、支配、独裁につながるもの
暴走しないようコントロールして共存するには、
かなりの理性、知性、精神力が必要なのでしょうか
また、
母を神格化して、想像や現実逃避の世界
(オジさん)にいく可能性もあったわけですが
そこも断り
深層心理に存在した継母(へのタブーな感情)の存在に向き合い、認める
実母には、貴方に会えるなんて嬉しい
(生まれてきてくれて嬉しい)と言ってもらい
自己の存在を肯定出来た
その後現実に戻り
コントロールできるくらいの
想像と知恵と嘘と欲望を携えて
現実世界を生きていく。
(継母さんへの感情はうまく嘘でカバーしてこそ大人だよね笑)
女の子の成長は
女性は子供を産むと大人にならざるをえない
(ところが精神的に大人になりきれていない場合も多く、子育ては虐待などの問題が引き起こる)
敗戦後の現代日本では久しく、
父性の喪失、
と言われていますが、
実年齢に伴って、精神年齢も成熟する事が
なかなか難しい世の中なのかもしれません
(男女共に言えるかもしれません)
成熟した大人の
父性の手本が無く
欲望をコントロールできなくて、
途中でつまずきやすいのか、
いつまでも人の揚げ足取ったり幼稚なイジメや嫌がらせをしたり…。
人の善意を食い物にしたり。
現実ではそうした悪意ばかりの世の中で生きていかねばなりません
そこを逃れる為にアニメやゲームなどの
自分の都合の良い世界に現実逃避したところで
結局は成熟していない場合が多いのかもしれません
成熟した大人の男性とはどのような人物像なのか??
といわれて、ピンとくる人物はだれでしょうか?
そうした中で、
ここまでの過程を経て、
自分で乗り越えていける力がある人がまさに
真の人
なのでしょう
さすが、宮崎駿アニメ
アニメで描く表現力、
発想力に驚愕しました
とても興味深い映画でした

