目が覚めても状況は今日も何も変わらない
走りっぱなしだった夢の中から一転、今度は本当に腕一本も動かせない
ジョークにしても笑えなすぎる
今日は手術の時から一切していなかった輸血をしてもらった。
先生の方針で輸血はしない方向で考えていたらしいのだが、血が足らなすぎて目も開けられない状況だったので1リットルほど輸血してもらった。
解放骨折なら血が出るからわかりやすいが、ただの骨折でも血は消費されるらしい、自分の場合は首、上腕、大腿骨と大きな骨だったため結構な量の血が失われていたらしい。
輸血が始まると自分でも驚いたがだんだんと目が開くようになっていった、もっと早く頼めばよかった心底思った。
頭もずっとモヤがかかっていたようにぼんやりとしていたのがだんだんと晴れてきた
そして事故から二日目になってケータイを確認した。
心配や励ましのメールを見ると改めて、「やっちまったんだな」と感じた
そして地元の友達と大学の先輩、今思えば自分を一番笑わせてくれていた二人に電話した
「また笑って話せるだろうか」
心配しながら掛けた地元の友人は驚いていたがそれでもいつもと変わらない対応で安心した、事故にあってから初めて少し笑えた
そして大学の先輩
前置きをさせてもらうと、当時の自分は2年生ながら所属していた部門のエースだった、自分が引っ張るつもりで部活をしていたし、これからもそうしていくつもりだった、三日前までは、、、
正直先輩に何か言ってもらったという記憶はあまりない、ただひたすら泣きながら謝った
「すみません、自分もう部活できないです」
わかりきっていたことでも言葉にしてしまうといろんな感情がこみ上げてきた。
期待してくれていた先輩や着いてきてくれていた後輩、みんなを裏切ってしまった罪悪感、そして2度とあの場所に戻れなくなった悔しさ、どれだけ泣いても足りなかった
ここからほぼ毎日泣くことになる