「信心はお母さんの趣味」と言われた女性に会った。

彼女には一人娘があり、幼少期から教会に連れて行き一緒にお参りをしてきた。

怪我をした時には「痛い」と言わず「金光様と言いなさい」と言って育ててきたが

独立して家を出るのにあたって「行った先でも信心をしなさい」と言うと

「信心はお母さんの趣味」と言って拒まれた女性である。

 

先日、娘さんにお会いした時には創価学会を信奉している妻に

「怪我をして『金光様と言いなさい』って言われても意味が解らん」

と言っていたと妻から聞いた。

 

彼女は子どもの頃からよく知っている。

親孝行で、よく教会参拝をしていることは知っているし

参拝の作法や御教えもよく知っているが

彼女の口から「信心の話」を聞いたことがない。

だから娘にも「金光様と言いなさい」と言うだけで

なぜそうするのかという説明をしてこなかったのだと推測できる。

 

それで過去に一度、彼女に言ったことがある。

金光教では「この方の道は、話を聞いて助かる道」と教えられているんだから

まず信心の話を聞きなさい。

あなたの教会のご大祭には春と秋の2回参拝していつも会うけれど

教話の時間になると、御用奉仕があるのか奥に入ってしまう。

教会での御用奉仕も大切だけど

お説教の時だけは御用奉仕を外してもらって聞くようにした方がいいと伝えたが、

あたかも嵐が過ぎ去るように、黙って目を閉じて固まってしまった。

正に痛いところを突かれたからか、聞く耳さえも閉じてしまったのが分かった。

 

それで亡くなった父の家を片付けてきたら出てきた

CDをファイルに綴じて貸してあげた。

このCDには、亡くなられた扇町教会教会長押木廣太師による

朝の教話が数話ずつ録音されている。

父は押木先生とも懇意にしていたので

ずっと送ってもらっていたのであろう。

 

彼女のことだから、どうせ聴いていないだろうと思われるので

今朝、「おはようございます。渡したCDを聴いてますか?

まとめて聞くのは大変なので、一日に1話ずつ聞けば5分くらいで終わります。

私はまだ聴いてませんので、聴き終えたら返して下さい。

また新しいCDをお渡します。

『この方の道は、話を聞いて助かる道』と教えられています。

話が頭に入っていないと、信心での発想になっていきません。」

と、LINEを入れました。

 

実を言うと、私自身もまだ信心が分からなかった頃に

お教会にあったすべての教話のカセットテープを運転しながら聴きました。

そのうちにだんだんと信心が分かるようになっていき

両親がどんな思いで神様に向き合ってこられたのかを想像できるようになると

これまでのさまざまな場面で疑問に感じていたことが分かってきました。

だからこそ彼女にも分かってもらいたいのです。

あれほど熱心に教会参拝をしているに、形ばかりでもったいなく感じています。

と同時に、これで助かってもらいたいと神様にお願いしています。