健康管理も商品販売も
任せて安心!プロのお仕事
今回のぐっ!ジョブは、「プロに全部お任せ」がキーワード。
ドラッグストアチェーンが、
個人データを基に服薬アドバイスなどを行うテーラー型の健康管理サービス、
そして衣料メーカーの代わりに店を構え、販売まで請け負う専門会社に密着。
データ管理と豊富なノウハウを武器に、顧客をサポートする驚きのしくみに迫る!
福岡を中心に141のドラッグストアと調剤薬局を展開、
年間245億円を売り上げる「新生堂薬局」が、今年4月、日本初の取り組みをスタートした。
それが「健康台帳」アプリだ。
顧客一人ひとりの血圧や筋肉量、服用歴、既往歴などの細かい情報をアプリに記録し蓄積。
そのデータはどの店舗のタブレットからも呼び出すことができる。
どの薬剤師が接客してもその人に最適な薬や健康食品の提案が可能になるしくみだ。
また購入履歴から、長期間同じ薬を購入している人には医療機関の受診を推奨する。
まさに「健康管理をドラッグストアが引き受ける」新たなサービスだ。
一方、アパレル業界で注目されているのが福岡市の「SRL」社だ。
衣料メーカーになり代わり、出店場所の選定や交渉、スタッフ集め、
販売まで一手に引き受ける「販売代行」を手掛ける。
メーカー側は商品を納めればあとは丸投げでOK。
SRLが販売状況や客層、何がどれだけ手に取られたかまで時間帯ごとに細かく分析、
仕入れの数や商品のラインナップまで決め、「売れる店」をつくり上げてくれるのだ。
現在15のアパレルブランドの委託で、全国52店舗を運営中。
実店舗を持ちたいネット販売専門の衣料メーカーから、次々に依頼が寄せられているという。