大繁盛!子ども服リユースショップ「ポスポス」
「200円均一」が生む新たな“おさがり”サイクル
今回のぐっ!ジョブは、いま急成長中の子ども服リユースショップ「ポスポス」に注目!
破格の「200円均一」を掲げ、今年2月に「マークイズ福岡ももち」に出店するとたちまち大繁盛!
6月には春日市に、9月には北九州市にと、店舗拡大ラッシュは止まらない!
ヒットのヒミツ、そして同社がこのビジネスで目指す新たな“おさがり交換文化”とは!
“ものを長く使う暮らし”を根付かせたいと、2015年に創業した子ども服専門のリユースショップ「ポスポス」。
中古服に抵抗がある客層も取り込むため、買い取りの選別基準を厳しくし、
専任ケアスタッフが細かい汚れまで取り除き、新品とほぼ変わらないクオリティのものを販売してきた。
一方で基準にもれたアウトレット品も、普段着としてはまだまだ活躍できるものばかり。
それらは東南アジアに輸出することで「なるべく捨てない」社会を目指してきたのだ。
ところがコロナ禍で海外への流通が滞ると、倉庫はアウトレット品でいっぱいに。
そこでオープンしたのが破格の「200円均一」販売店だ。
店に並ぶのは、ズボンもアウターもすべて「200円均一」。
「すぐにサイズアウトする子ども服はできるだけ安く買いたい」、
「公園での遊び着や、保育園でのお着替え服は何枚でも欲しい」。
そんなニーズに200円というお得感がピッタリはまった。
中にはブランド服が並んでいることもあり、“お宝さがし感”も楽しめると人気だ。
一方で、200円という価格を維持するため、店側もさまざまな努力を重ねている。
店舗の棚は自分たちでDIYし、
広告もSNSを駆使してスタッフが手掛けるなどして無駄なコストを徹底カットしているのだ。
ポスポスの社長、吉田照喜さんの頭にあるのは、
かつて当たり前だった“ご近所同士のおさがり交換”。
地域のコミュニティが失われ、核家族化が進んだ結果失われた、
その優れた地域循環を、現代版にアップデートし、「捨てない」社会づくりに貢献したいと語る。