このゴールデンウィーク中にAKB48の64thシングルの選抜発表がありました。6日間に渡って小刻みに発表するとの珍しいパターンでしたが、運営としては、それだけメディアで取り上げてもらう機会が増える点で、メリットがあると試みたのでしょう
また、柏木由紀さん卒業後、メンバーの知名度を拡げる意味でも、シングル選抜発表の場を借り、一人ずつ丁寧に紹介したいとの狙いもあったはずです
しかしながら、選抜ボーダー組と予想されたメンバーのファンにとっては相当ストレスが溜まったでしょうし、結果的に落選したメンバーにとっても辛い期間となってしまいました
やはり、前回のシングル「カラコンウインク」のように、観客の目前で一瞬で発表を終わらせた方が、良かったのではないかというのが正直な感想です
今回、選抜メンバーは2人増えて18人となりました。センターは17期の佐藤綺星、復帰2人、初選抜2人で、大半のメンバーは前作からの選抜継続となりました
今のAKB48はどのメンバーが選抜されてもおかしくない位レベルが拮抗しています。自分は楽曲のコンセプトに応じて、メンバーを積極的に入れ替えてもいいと考えていますが、その辺りは相変わらず保守的だと感じます
ただし、最近の傾向どおり若手メンバー優先との姿勢は明確でした。いくら根強い人気を持つ中堅やベテランでも、選抜入りの壁は険しいとの現実が改めて示されました
もちろん、シングル選抜メンバーの検討においては、ファンの間で最も取り上げられるOS盤の売上に偏るのではなく、新規ファンの獲得に繋がるSNSでの反響など様々な指標を考慮しなければなりません。加えて、この人は選抜として欠かせないと言われるような個性も必要です
将来、AKB48の顔と呼ばれるような資質を持つメンバーを運営はどう見極め、選抜していくのか、これからも注視していくつもりです
最後に64thシングル選抜メンバーの皆さん、おめでとうございます
柏木由紀さんが居なくなったAKB48を君達が輝かせてください