毎日手塩にかけて育てた家庭菜園の苗がすくすく伸びてきたころによく見ると茎にびっしりアブラムシが!!
駆除しようにも野菜の苗に農薬はなるべく使いたくないものです。
小さなお子さんやペットを飼われている方ならなお更でしょう。
そんな方に、農薬を使わないで身近にあるものや、手作りの物で安心安全にアブラムシを駆除する方法をご紹介します。
そもそもアブラムシとは?
アブラムシは2~3ミリの小さな虫で、新芽や蕾からでる汁を吸います。
野菜の生育が妨げられ、病気や枯れの原因にもなります。見つけたら早急に駆除しましょう。
具体的な駆除方法
粘着テープ
直接アブラムシをペタペタと取ってみましょう。
原始的ですが結構取れます。
刷毛、歯ブラシ
アブラムシを蕾や葉を傷つけないようにやさしく毛先でこすり落としてみましょう。
牛乳スプレー
牛乳を水で薄めて霧吹きで吹きかけます。(スプレーが詰まらないように水で薄めます)牛乳の膜でアブラムシを覆うことで窒息死すると言われています。
重曹スプレー
植物性油1/3カップに重曹小さじ1を合わせた原液を作ります。
この原液小さじ2を水1カップで割ったものに食器用洗剤2,3滴入れます。
これをアブラムシにスプレー噴射して窒息させます。
アブラムシは水で洗い落とします。
油石鹸水
水2ℓに食器用洗剤大さじ1、サラダ油大さじ2を入れてよく振って混ぜます。スプレーボトルに移し、アブラムシにたっぷり噴射します。
たっぷりかけることで油がアブラムシを覆い窒息させます。
15分くらいおいてから水で流しましょう
アルコールスプレー
キッチン用除菌アルコールスプレーを噴射することでアブラムシが動かなくなり死滅します。
虫取りシート
アブラムシは黄色い色に集まる習性があります。
市販の黄色い虫取りシートは羽のある有翅型のアブラムシに効果があります。
スライム
粘着テープの要領でアブラムシのいるところに伸ばして剝がします。
繰り返し使えてかなりの量が取れます。
片栗粉スプレー
水1ℓに片栗粉大さじ1を鍋にかけ3分煮ます。
冷めたものをスプレー容器に移しアブラムシにたっぷり噴射します。
【アブラムシが付く前に予防をすることで被害を最小限に抑えましょう。】
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窒素肥料を多く与えない
窒素は分解してアミノ酸を作ります。
アブラムシはアミノ酸に寄ってきて大量発生します。
野菜の三大栄養素である、窒素、リン酸、カリのうち、窒素分は葉っぱを大きくする役割がありますが、入れすぎるとアブラムシの発生する原因になります。
適量を使用しましょう。
木酢液
木酢液は木炭を作る際に出る液体です。
アブラムシを寄せ付け無いうえに、土壌の消毒や有機微生物を増やし、植物の育成に良いとされています。
しかし、濃すぎると逆効果なので濃度に注意しましょう。
米酢スプレー
米酢500mlに種を取った唐辛子10本、ニンニク1~3片つぶしたものを一か月ほど漬け込みます
この原液を20倍に薄めて苗に吹きかけます。
通気性をよくする
苗の根本などに枯れている葉などがあると、通気性が悪くなり病害虫が発生しやすくなります。また、株間が狭く密植状態もよくありません。
しっかりと管理して通気性をよくしておきましょう。
アルミホイルを敷く
アブラムシはキラキラしたものを避ける習性があるので、苗の土の上にアルミホイルを敷いておきます。そのまま水やりしてもアルミの隙間から水が浸透していきます。
夏場は土壌の乾燥も防ぐことができ、アブラムシの他、あらゆる虫も付きにくくなります。
またアルミホイルに反射した光が葉の裏にあたり、野菜の生育もよくなります。
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野菜や花が元気に成長するためには
いかがでしたでしょうか?
アブラムシ駆除にもたくさんの方法があることがわかったと思います。
いずれも一度でアブラムシを全滅させれる…というものではありません。
毎日マメな管理と病害虫のチェックが必要です。
おいしい野菜が収穫できるように、上記のアブラムシ駆除を試してみて下さいね。
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