私に出来ること
先週、北海道から豊栄削蹄所の牧島削蹄師さんが、削蹄の見学兼実習に来られました!
COW Happyの削蹄勉強会で出会いました
後ろ足、前足に分かれて削蹄を行い、ディスカッション
私の考えですが
削蹄の技術において、100%正解というものは無いと思っています
それは、何故かというと、削蹄の後に蹄病が0%になることは無いからです
それは、どの削蹄師でも、どの削蹄法でも
同じ削蹄を施して、蹄病が出ない牧場と、次の削蹄までに跛行するような牛が出る牧場の差は
環境の違いだと思っています
牧場によって、それぞれ牛の状態(牛の能力、健康状態、泌乳ステージ、乾乳)と蹄の環境(汚泥環境)が違い、そこで蹄病が出る出ないで分かれるのではないでしょうか?
当然、蹄の構造や牛の体にあった削蹄であることが前提です!
もし蹄の薄い状態ならば、削蹄後すぐさま跛行するでしょう
定期削蹄を行なう事で得た、その牧場の削蹄データを元に、多く発症している蹄病があれば、少なくなるような削蹄を考えて、その牧場に合う削蹄を実行しなければいけないと思います
こういった事は、経験値が必要になってくるので、だれでも出来る削蹄を目指す上ではナンセンスな行動かも知れません
しかし、牧場の特徴を捉えて、対応する
それこそが究極の削蹄なのでは?と感じています
ですので、先輩である牧島さんの削蹄にも
この牧場では・・という前置きで削蹄の指導をさせて頂きましたf^_^;)
私の左側が牧島さんで、右側は、私が毎月お世話になっている岩本美容師さんです
大手のチェーン店から半年前に独立して、aspeeというお店を開業した、やり手の美容師さん!
まだ若いというのに、すでにスタッフは8人‼︎
店舗を増やしたいそうで、今後も人を雇用していくそうです
その岩本さんの隣が、三田市にオープンするMclassガーデンの取締役の宮田さんです
それぞれの目標や夢というのは、バラバラです
なのに、ビジネスという部分で共通の想いがありました
今回の飲み会で私が得たビジネスビジョン
私は、たまたま日本で初めて油圧枠を使用して、開業している女削蹄師という肩書きで、アピールし、酪農雑誌にも連載出来るようにまでなりました
このブログも自社をアピールする1つのツールです
こういった経験や特徴を利用して、積極的にSNSでアピールし、出来ればメディアにも露出し、まず自分という商品をアピールします
私が目指している所は、目立ちたい!削蹄を世に広めたい!ではありません
一般、いわゆる消費者に対して、もっと畜産との距離を縮めて、酪農業界を発展させれたらと思っています!
私の夢は、現場を任せれる人材を確保してからの話ですが
酪農業界を、もっと盛り上げて牛乳消費のアピールをしたい
酪農は、やりがいのある素晴らしい業種であると共に、日本を支える重要な産業です
削蹄は牛にとって大事な作業です
その牛は酪農家さんにとっての財産です
その酪農家さん達は、牛乳や牛肉で収入を得ています
その牛乳や牛肉は消費者が購入します
大事な削蹄を行うには、消費者が当然のように日本の地産物を購入し続けることが条件なのです
私にしか出来ないネットワークを使って、農業が日本を支える大事な産業であることを、一般社会にアピールしたいです
あまりにも一般人と牛との距離が離れ過ぎています
大昔は一家に牛が一頭いたと聞いたことがありますが、どうしてか?今は都心や住宅街から離れた所に追いやられ、臭い!汚い!と罵られます
海外から安く輸入した物を食べれたら良いのかな?
日本から産業が無くなって良いのかな?
それに気付いてしまった以上、無視は出来ません
自分の、この小さな活動で何を変えれるかは分かりません
しかし、想っていても行動に示さなければ何も起こらない
結果的に何も起こらなくても、私の人生
決めた事は、やり通す!これを、続けてきて今に至ります
常に努めて怠らぬ者は必ず救われる
やってみます!