薬効
下痢 子宮出血        


採集と調整

夏から秋の開花期に全草を抜き取り、土砂をよく洗いおとしてから天日で乾燥させます。
これを生薬で敗醤と呼ぶ、敗醤は乾燥させているとき僅かに醤油の腐った臭いがするとこらから名付けられたといわれています。
黄屈花はオミナエシの花枝のみを集めたもので薬用に供されます。
また、オトコエシから調製されたものを、黄花敗醤といいます。



薬効・用い方

解熱、消炎、浄血、解毒、排膿作用があり腹痛、下痢、子宮出血、こしけなどに用いられます。
敗醤には、精油が含まれていて、この精油が血行をよくする作用をもっています。うっ血して生じる胸腹の疼痛も和らげることができます。
産後の血行が悪く腹痛の場合などには良いのですが、強度の貧血の場合には副作用がありますので服用には注意を必要とします。

1日量10~15グラムに、水0.6リットルを加えて、煎じながら約半量になるまで煮詰めたものを布でこして3回に分けて食間に服用します。
敗醤根2グラムとしゃくやく8グラムを混ぜて童謡に煎じ、1日3回に分けて食間に服用したものは、一層鎮痛の効き目があります。
また、黄屈花は、2~5グラムを酒に漬けて飲用すれば、生理不順に効き目があります。

薬効
下痢 腹痛 小便不利 神経痛 リューマチ 健胃・整腸


採集と調整

オケラの、花が終わり地上部が枯死する晩秋から初冬にかけて根茎を採取します
地上部の茎の数の多いもの程、根茎は大きくなっています。根茎には翌年の茎となる新芽が見られます。
根茎は水洗いしながら、茎やひげ根、土砂を除き、コルク質の皮をはぎ取って、2~3日位天日で干した後、日陰で完全に乾燥させます。

皮をはぎとって乾燥させたものはアトラクチロンの特異な芳香が出ます。
これを生薬の白朮(びゃくじゅつ)といいます。
栽培は、種子の発芽がよいので種まきか株分けにより容易に栽培できます。茶花などにも適しています。



薬効・用い方

有効成分:芳香は精油1.5~3,0グラムを含有(精油中にアトラクチロン約20%)

白朮と蒼朮はともに漢方処方に配合する重要な生薬です。体内の水分の代謝を正常に調節する働きがあり、健胃、発汗、利尿の目的で用いられます。

白朮と蒼朮には、効能に若干の違いがあります。白朮はとくに胃症状の激しくない、弱い体質の病人に使用するもので、胃腸が弱く腹がはるとか冷えて腸が悪く腹痛があるとかいう場合や胃弱な下痢の場合に用います

薬効
かぜ 下痢 外傷 はれもの・できもの 湿疹


採集と調整

カタクリは、5~6月に鱗茎を掘り取り、外皮を除いて砕き、すり鉢でさらにこまかく砕いて水を加えて、木綿袋でこして、白く濁った水をそのまま放置して、デンプンが下に沈んだら、うえの澄んだ水を捨てます。
この作業を数回繰り返して、乾燥したものが良質のカタクリデンプン(片栗粉)になります。

現在の片栗粉は、ジャガイモから採ったデンプンを使用しています。



薬効・用い方

外用には、すり傷、できもの、湿疹にはデンプンを患部にふりかけます。
かぜ、下痢、腹痛の後の滋養には、カタクリデンプンと水と砂糖を適量加えて、よくこねて、熱湯をいれて、くず湯にして飲みます。

この葛湯の、薬効効果は、嘔吐、下痢、胃腸炎、滋養などで、病後などには効果があります。

食べ方:カタクリの全草を採取して、よく洗い、さっと茹でてから、おひたし、天ぷら、油いため、汁の実、あえもの、酢の物、煮びたしなどにします。