こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
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前回のお話はこちら。
未遂に終わった一日目から気まずい雰囲気の中、もう一度チャレンジすることにしました。
きっと疲れていたか、久しぶりすぎて感覚がおかしくなっていただけかもしれない。
こういうのは間を開けると鈍るので、続けてやってみると勘を取り戻してきっとうまくいくに違いない、そう思っていました。
そして、再びチャレンジしてみた翌日。
結論からいうと・・・
また、うまくいかなかったのです。
最初から夜明けさんが怒っているのか不機嫌なのです。
どうして?
「怒ってる?」と聞きましたが、「怒ってないよ」の返事。
たしかに怒られる原因は何も考えられないので夜明けさんは本当に怒っていないんだと思うのです。
それでも、明らかに陽気ではありません。
する前からなんだかどんよりとした雰囲気の中、
私は持ち前の自信の無さからなんだか申し訳ない気持ちがしてきました。
こんな私としてもらってごめんなさい。
そんなこと思う必要なんてないのにどうしてもそう思ってしまうんです。
私達はまだ若く、普通ならこんな悩み抱えなくていいはずなのに、一体どうしたらいいのかわかりませんでした。
どうしたら夜明けさんが前のめりになってくれるのかも私には全然わかりませんでした。
だって・・昼間はいつも通りの夜明けさんなのに、夜になった途端、緞帳(どんちょう)が二人の間にストンと降りてきて、勝手に踏み込んではいけない雰囲気が漂い始めます。
出来る限りしたく先延ばしにしたそうな夜明けさんが、仕方なさそうに取り組み始めました。
そして・・・前日と同じように
いや、前日よりさらにひどい仕上りで、
盛り上がりすらせず・・・終わってしまいました。
「・・・・・はぁ。」
静まりかえる寝室に響き渡る夜明けさんのため息。
気まずい雰囲気。
ショックでした。
一日目はたまたま疲れてたのかなで乗り切れても二日連続でダメとなると・・これはちょっと・・どういうことだろうか、と私の中でも整理がつかなくなってきました。
手や口でアシスト?
そんなの当然やってます。
でも、そんなことしたってどうしようも出来ないんだもん。
どうにかしてその場の空気を明るくしようと必死で耐えました。
あれ。どうしたのかな・・・と笑ってみせました。
夜明けさんは黙ったままです。
あまり深刻になってはいけないと思ったので、
精一杯気にしていない風を装おうとしましたが・・・
無理でした。
笑おうとすればするほど、
涙があふれてきてしまって
思わず泣きだしてしまいました。
泣いたってどうにもできないのに。
我慢しようとすればするほど私の感情はコントロール不可になっていきました。
だって。
毎日お願いしたわけじゃないのに。
ずっとずっと耐えて我慢して、やっとのことでお願いしたのに・・
それでもできないだなんて。
長い間、全く求められなかったけど、それでも夜明けさんは出来ると思ってたんです。
だって、たった1回のあの日は出来たんだもん。
今は全く求められないけど、
いつか子作りになれば出来るだろうと思っていたのに、
まさか・・出来ないかもしれないなんて
思ってもみませんでした。
なんで。
どうして。
なんでこうなった?
そんなにいやだった?
そんなに私じゃダメ?
ぐるぐるぐるぐる。
ブログを読んでいる人はこれまでの夜明けさんの考えを既に知っていますが、
この時点で私は夜明けさんの中身を全く知らない状態です。
性欲が薄めの普通の夫としか思ってません。
だって付き合ってる時には普通に出来てたし、
なんだったら旺盛だった時期もあります。
付き合いが長くなるにつれて回数や濃度は減って行ったけど、まさか・・「出来ない」なんてこと考えられませんでした。
耐えきれず夜明けさんに直接聞いてみることにしました。
「どうして?」
「そんなにイヤだった?」
これを聞くのはとっても怖い。
本当だったら聞きたくない。
これまで何度も何度も自問自答してきた疑問です。
「そんなに私のことがイヤ?」
せき止めていた思いを言語化するともうダメです。
自分の中でずっと閉じていた扉が開いて、一気に涙があふれて止まりません。
わたしは夜明けさんの肩に顔をうずめながら泣きじゃくりました。
暗い部屋の中に私の泣き声だけが静かに響き渡ります。
夜明けさんの立場からするとこのシチュエーションで妻に泣かれるって一番辛いと思うんです。
泣いてしまうことも申し訳なくて、泣きながら「ごめんなさい」と謝りました。
夜明けさんは「謝ることじゃないよ」と言いました。
謝らせないでよ。
ぬぐえどぬぐえど涙は止まらず・・・
止めようとすればするほど溢れ出てきてしまいます。
夜明けさんは「まだこれから先いくらでも機会はあるから」と言いました。
は?
またそんなこと言って。
そんな気なんてないくせに。
この先の機会なんて全くアテにならない。
私は今の話をしているのに。
これじゃまるで私がセックスしたくて泣いてる女みたいじゃない。
わたしのことイヤらしい女だと思ってる?
まるで私だけが盛りがついてるみたいじゃない。
そういうのじゃないのに。
夜明けさんとだからしたいだけなのに・・・こんなに難しいなんて。
どうしてたったこれだけの願いがこんなに叶わないんだろう。
わたしが何かした?
わたしが至らぬ妻だから?
ダメなところがあるから?
それだったら言ってよ。
直すから。
してほしいことがあったら言って。
なんでもするから。
夜明け:「そういうんじゃない」
じゃぁなんなの。
わたしのことが嫌いになった?
もう涙でぐしゃぐしゃです。
「そういうんじゃない」
わたしのことが嫌いになったんだったら言ってほしい。
「そういうのじゃない」
じゃぁどういうの?
いつもように疲れてるから!?
初日は疲れのせいかとも思ったけど、二日続けて出来ないとなると疲れのせいじゃないのはわかってきました。
だってこの二日、、極力夜明けさんをつかれさせないように、機嫌を損ねないように細心の注意を払って丁重に扱ってきたんだもの。
私が貧乳だから!?
「そういうのは関係ない」
じゃぁ一体何なのよ。
窓からは街頭の光が差し込んで、枕元のカーテンがキラキラと輝いています。
本来であれば幸せで包まれるはずのダブルベットの上で、
わたしはしゃくりあげながら泣き続け、夜明けさんは困ったように肩をさすり続けました。
肩をさするぐらいならこんな思いをさせないでほしかった。
そんなに私のことがイヤなのに肩なんてさすらないでよ。
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