こんにちは。

 

小夜子です。

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

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前回のお話はこちら。

 

 

 

「いつか誘ってきたら・・・断ってやるんだから」

 

私と同じ気持ちになればいい。

断られて気まずい雰囲気を味わえばいい。

 

頭の中でシミュレーションしまくったのにも関わらずそんな時は一向にやってきません。

 

・・・・虚しい。

 

 

 

しかし、

 

 

今!!!

 

まさに!!

 

 

復讐の時がやってきました!

 

 

ある夜、突然、夜明けさんが

 

 

誘ってきたのです・・・!

 

 

 

 

驚きました。

 

 

何の前触れもなくいきなり、です。

 

 

それらしい予兆もありません。

私がお願いしたわけでもありませんし、

そんな雰囲気も全く出ていませんでした。

 

 

 

先にお詫びしておきます。

 

最初の記事で、

 

 

 

「12年間で(ほぼ)0回です。

(ほぼの意味はまた本編で綴っていきます)」と述べています。

 

 

(ほぼ)0回と言っていますが、正確に言うと0回ではありません。

 

何を持って回数とするのかは難しいところです。

 

 

最後まで出来たことを回数とするのか、

そういう雰囲気になった事も含めて回数にするのかこの辺りが微妙なところですが、

 

「最後まで出来た」ことを回数とするならば、

(そうでなくちゃいけないと思ってるわけではないですよ・・・)

 

この時、夜明けさんがいきなり誘ってきた日が

 

12年間でたった1回だけセックスをした日、になります。

 

 

 

 

いきなり夜明けさんが「今晩どう?」と誘ってきたので

私はとても驚きました。

 

 

珍しく夜明けさんが、

 

約二年ぶりに

自分から

 

誘ってきました・・・・!!

 

 

 

 

さぁどうする小夜子。

 

 

今こそ復讐の時だ・・・!

 

 

冷たい目で「いや、私そういうの求めてないから・・・」とあしらうのだ!

 

 

残念そうにかえっていく夜明けさん。

ほくそ笑む小夜子。

 

 

 

そうなるはずだったのに・・・・

 

 

 

 

 

結果、喜んでしっぽ振ってついて行ってしまいました。

 

意志が弱くてすみません。

 

 

 

夜明けさんが突然誘ってきてくれたことが嬉しくて、

 

この機会を逃したら次はいつになるか分からないと思うと

もったいなくて断る選択肢は私にはありませんでした。

 

 

チョロい。

 

 

小夜子さんチョロすぎです。

 

 

 

 

結果的に言うと私のこの「ほだされやすい」性格が

 

忍耐力を鍛えあげた根源でもあり、

レス解消までの道のりを長期化させてしまった原因でもあります。

 

 

 

なんでも水に流して簡単に許してしまう性格は

 

長所でもありますが、欠点でもあったと思います。

 

 

 

 

 

この日、私と夜明けさんは一年ぶりぐらいにいたしました。

 

(夜明けさんから誘ってきたのは2年ぶり)

 

 

 

非常に順調で幸せに満ちていました。

 

 

この日のことは10数年経った今でも断片的ではありますがよく覚えています。

 

 

というのも、

 

 

あとにも先にも、夜明けさんが自分から誘ってきたのは

 

この夜が最後だったからです。

 

 

 

 

 

新婚生活一年目。

 

たった1度だけのセックス。

 

 

のちの結婚生活において

最初で最後の自発的なものでした。

 

 

 

だから 私は今でも覚えているのです。

 

 

 

 

この夜のことを私はこの後の人生で何度も何度も思い返すことになります。

 

 

辛い時、悲しくなった時、自分に自信がなくなった時、もう頑張れないかもと思った時。

 

暗闇の中で、何度も何度も思い返しました。

 

 

 

色を失ってモノトーンになっても

詳細を思い出せなくなっても、

とっくに味のしなくなったガムをいつまでも噛み続けるように、

 

頭の中で時折思い返して耐えました。

 

 

 

この夜、夜明けさんが自分から突然誘ってきてくれたことが

ある意味 私の希望の光となってしまいました。

 

 

 

 

「またあの時のように何の前ぶれもなくいきなり誘って来てくれる日がやってくるかもしれない」

 

 

 

暗闇の海の中にそっとたたずむ灯台のように、

 

どんなに出口が見えなくても

 

 

「またいつかあんな夜がまた来るかもしれない・・・」と

 

ぷかぷかと同じ場所を漂い続ける12年間が始まるのでした。

 

 

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私が12年間も耐えられたのは、

心の中にあったかすかな希望が

私を支えてくれたからだと思っています。

 

 

「いつかあの頃に戻れるかも・・」という希望を捨てられなかったから。

 

 

「諦めない、冷めない」を合言葉に生きてきたから。

 

  

 

 

 

冷めてしまいそうな気持ちを必死に温め直して、どんなに消えそうになっても決して吹き消さなかった。

 

 

希望を持つことで傷ついてしまうことにもなるのですが、それでもやっぱり

どんなに傷ついても希望を捨てられないのもまた人間だと思っています。

 

 

 

ただ、希望を持ち続ける期間が長すぎたことが解決を遅らせた原因でもあると思いますし、心をすり減らすばかりで自分で自分を大切にしてあげられませんでした。

 

 

 

次回、いよいよ子作り編へ挑んでいきます~。