こんにちは。

 

小夜子です。

 

昨日の記事にもいいね・フォロー・コメント、ありがとうございました。

 

 

私は夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

このブログでは私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

 

これは単なるセックスレス解消ブログではなく、

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

 

レスで悩んでいる人だけに関わらず

「噛み合あってない夫婦」全体に通じるものがあるのではないかと思っています。

 

 

ここまで「12年もレスで子どもが3人ってどういう意味?」と、

 

時系列や詳しいことが分からずやきもきされたと思いますが、

 

 

私がこの件に関して口にすることは

個人的にとても勇気のいる事だったので

 

何話か続けて覚悟が決まってから書こうと思っていました。

 

 

 


 

 

 

セックスレスとは

 

月1以上セックスがない、

もしくはどちらかがしたいと思っているのにどちらかはしたくないと思っている、

双方の要望にズレがある状態のことを差します。

 

 


 

 

 

私と夜明けさんは立派なセックスレスです。

 

しかし、私達には子どもが3人います。

 

 

12年もセックスレスだったのに子どもが3人いるということは・・・

 

 

「年数が合わない・・」

 

「子作りの時だけセックスをして、産んだらなくなったのかな?」

 

もしくは、「産後からレスになったのかな?」

 

きっと誰もがそう疑問に思ったと思います。

 

 

私も誰かから打ち明けられたらきっとそう思うと思います。

 

 

 

 

 

いいえ、12年間で(ほぼ)0回です。

(ほぼの意味はまた本編で綴っていきます)

 

 

 

子作りの時だけセックス・・?

 

いいえ、違います。

 

 

 

 

夜明けさんにとって私が家族だから、妻だから、愛してるけど出来なかった。

 

それほどまでに私だと出来なかったんです。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

子供達は夜明けさんに頼んで、人工授精という形を取りました。

 

3人とも。

 

・・・・・・

 

 

もちろんすっぱり決められたわけではありません。

 

揺らいで悩んで悩んでたくさん泣いて出した結論です。

 

 

 

 

 

 

普通の妊娠とは違いましたが、

私と夜明けさんの間に子どもを授かれたこと、

こうして生まれてきてくれたことはとても感謝しています。

 

 

 

愛してるのにセックスが出来ない。

 

かといってセックス自体が出来ないのかというとそうではなくて、

ひとり(もしくは他の人と)では出来る。

 

妻(夫)とだけ出来ない。

子作りという名目があっても頑張れない。

 

 

 

多くの人に理解されにくいことだということも分かっています。

 

 

 

 

この話を身近な人に話せば間違いなく

 

「なぜそこまでして子どもが欲しかったのか?」

「どうして離婚しなかったの?」と聞かれるでしょう。

 

「夜明けさんのどこがそんなによかったの?」となってもおかしくないと思います。

 

(当然の疑問だと思うので嫌な気持ちにはなりません)

 

 

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ある人にとっては新婚からレスなんて考えられないことでしょうし、

愛してるのにセックスだけが出来ないこと自体 意味が分からない人もいるでしょう。

 

それをワガママや自己中だと捉える人もいるでしょうし、私自身も受け入れられずに葛藤してきました。

 

 

いくらなんでも子作りの時ぐらいは出来るでしょう・・と考えている人もいるでしょうし、

立場が変われば、「子作りの時だけしてくれればいい、それ以外はNGで!」という考えの人もいるでしょう。

 

男なんて自分の性欲のことしか考えてないと嫌気がさしてる人もいるでしょうし、

私はいつまでご奉仕すればいいの・・と悩んでいる人もいるでしょう。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 

しかも多くの人の性事情は伏せられたままなので、

 

性に対するイメージは、

どうしても自分の経験に左右されがち。

 

 

自分のこれまでのパートナーが性欲強い人が多ければ「男なんて全員やりたがるに決まってる」となって、性欲のない男の人が信じられないでしょうし、

下着やムードでその場の雰囲気を盛り上げられるものだと思っていると思います。

 

 

自身の新婚生活が幸せに満ちたものなのであれば「新婚でセックスがないわけがない」となるてしょうし。

 

 

自身が「夫の前では恥じらいを忘れず隠す」ことをポリシーとしているのなら

 

「肝心な時まで隠しておくことがいつまでも女として見られるための秘訣」だと思うでしょう。

 

 

愛があればセックスなんてなくても大丈夫という人もいれば、

逆に愛がなくてもセックス出来る人もいます。

 

 

価値観って、人それぞれで

自分が経験したこと以外のものは分からないことも多いと思います。

 

 

 

ただ、ひとつだけいえるのは

 

男は目の前で裸で立てば興奮するんでしょとか、

 

ちょっと触ればその気になるんでしょとか

 

そんな簡単なものではないし、

 

女は常に疲れてるからその疲れを癒してあげればその気になるとか

 

そんな簡単なものでもありません。

 

 

女だからとか男だからとか、

妻だから夫だからとか、

 

カテゴライズできないし

特効薬がないからこそ難しいのです。

 

 

 

周りの人がどんな風に性生活を送ってるのかも分からないし

本当の気持ちを吐き出す場面もそうそうない。

 

 

 

自分の抱えてる悩みを

悩みとしていいのかすらも分かりません。

 

 

私もセックスレスを「悩み」といっちゃっていいのか自体も悩みました。

 

 

 

 

何故出来ないのか、

なぜしたいのか、

 これがわかればノーベル賞もの。

 

 

その人の心の奥にしか答えはありません。

 

 

本人ですらその答えが何なのかが分からないパターンがほとんどです。

 

 

 

みんなそれぞれの正義があってそれぞれの言い分があります。

立ってる位置も違えば、歩み寄れる幅も違ってきます。

 

違う価値観を理解できないし、受け入れることもなかなか難しい。

 

 

 

 

 

たかがセックス。されどセックス。

 

2人の希望がピタッと合っていればどんなに幸せだっただろうか。

 

 

 

つくづく難しい問題なのです。