こんばんは。

 

小夜子です。

 

 

 

昨日の記事ではたくさんのコメントをありがとうございました。

 

 

なかなか夜明けさんの言ってることが腑に落ちないという方もいらっしゃるとは思いますが、

私は拒否される側の人間なので、本当のところをいうと、

拒否する側の気持ちは今でも理解できていません。

 

大切に思ってくれてるのになぜ、、

愛してるのになぜ 妻(夫)だと出来ないのか、

ここは当事者にしか分からないと思います。。

 

だから受け止める側としては、

「そうなんだ」と相手の気持ちを「認める」ことが最初の第一歩なのかなと思います。

 

 

さて、夫の夜明けさんも登場してくれたことですし

序章はあと2回で終わりにしたいと思います

 

 


 

私・小夜子と夜明けさんは重度のセックスレスです。

 

ただレスということを除くととっても仲良し夫婦です。

 

 

私調べによりますが・・レス夫婦の多くが私達と同じように不思議と「仲良し夫婦」のように思います。

 

 

 

そして仲が良いことがまた厄介なのです。

 

 

いっそのこと嫌いになれたらよかったのに。

 

仲なんてよくなくて、顔を見るのも嫌だってなれたらもっと早くに別々の道を歩む人生もあったかもしれないのに。

 

 

話も合うし、食事の趣味も、笑いのツボも合う。

この世で一番の親友だと思ってます。

 

とっても仲良しなのにセックスだけがない。

 

だからこそ悩むんです。

 

 

 


 

 

夫から拒否され続ける妻の苦しみ・葛藤・寂しさ・虚しさは同じ経験をした人にしかわかりません。

 

この虚しさ、悲しさ、恥ずかしさ、心の奥が常に乾いてるような感覚は

拒否され続けた人にしか分からない気持ちです。

 

 

性欲が強い?

セックスが好き?

 

そうではありません。

 

 

私はただセックスをしたいわけではないし、誰でもいいからしたいわけでもありません。

 

 

夫だから そう思うのです。

 

 

きちんと愛されている喜びを感じたい、ぬくもりを感じたい。

 

ただそれだけです。

 

 

愛されてると感じるポイントは人それぞれ。

 

私にとっては夫から抱きしめられることも自分が愛されてると確認する大事なポイントなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつからか私は夜明けさんの素肌に触れる事すらできなくなってしまいました。

 

手も繋ぐし、キスもするし、お風呂も一緒に入ります。

ボディタッチは普通の夫婦よりも多めです。

 

 

昼間はこんなにも仲良しなのに、笑い合えるのに・・・

夜になった途端急にピーンと張りつめた結界のようなものが夜明けさんから放たれて、

一歩も踏み込めなくなるのです。

 

 

2人でいるのにまるで1人でいるような気分。

隣で寝ているのに、いや、隣で寝ているからこそより孤独を感じてしまいます。

 

 

 

 

暗闇で枕を濡らした夜が何度あったでしょう。

 

すやすや眠る夜明けさんの顔を憎しみを込めて見つめた夜がどれだけあったでしょうか。

 

 

 

誰かにこんな相談をしたところでさらに傷つくだけ。

 

結婚したら当たり前のように得られる思っていた幸せがこんなにも難しいものだったなんて。

 

みんなが当たり前に味わえているものをどうして自分は手にすることが出来ないんだろう。

 

 

 

 

きっと私にも選択肢があったと思います。

 

夜明けさんと再構築する選択肢と、離婚して別々の道を歩む選択肢。

 

ただ私は夜明けさんと再構築する道を選びました。

 

 

 

そこを目指すには理由が大きく2つありました。

(離婚をしたあとどうやって生活をしていくのかなど誰しもが抱く不安等は省略します)

 

 

あの頃に戻りたい

 

 

ひとつめの理由は

 

「いつかあの頃に戻れるのかも・・」という希望が捨てられなかったから。

 

 

 

      「あの頃に戻りたい」

 

 

 

 

 

 

付き合っていたころの優しかった夜明けさんを忘れられなかった。

 

本来とても優しい人で私を大切にしてくれているのを十分わかっていました。

 

学生時代から付き合っていた私達。

お互い社会人になり、結婚して家族になりました。

 

夜明けさんも社会の荒波にもまれて少しとげのある性格になってしまいましたが

私だって変わってしまったところはあるしお互い様だと思っていました。

 

変わらず私達はうまくやっていたし、仲もよかった。

 

 

だからこそ、

 

もしかしたら、いつか、あの頃に戻れるのかもしれない、という希望が捨てられませんでした。

 

 

 

夜のベッドで、

楽しかった頃の思い出を何度も何度も頭の中で思い出して再生し続けました。

 

 

 

私の何がダメなんだろう。

 

どこをどうすれば、

どこを直せば

 

夜明けさんともう一度あの頃に戻れるのだろう。

 

 

 

 

 

何度も何度も自分の中で考えました。

 

でも答えはわかりませんでした。

 

 

 

 

 

ひたすら噛み続けてすっかり味のなくなってしまったガムを

 

明日はきっと・・・

来月はきっと・・

来年はきっと・・・と噛み続けました。

 

 

 

 

いつかあの頃のような甘い味が戻ってくるかもしれないと期待して噛み続け、

 

とっくに味なんてしなくなっていることに気づいてしまって虚しくなり、

 

そのうち、味のしないガムを噛み続ける事が

 

私の人生に課せられた宿業なんだとさえ思うようになってきました。

 

 

夜明けさんに詰めよる勇気もなければ度胸もない。

強行突破する根性もないし、

すっかりしおれてしまった私の自信。

 

 

 

欲しがるよりも今あるもので満たされるものにしよう。

 

手の中にある幸せを数えて心を落ち着けようとしてみたり。

 

不自由ない生活をさせてもらっているんだから文句を言っちゃいけない。

 

お金に困ってないだけ幸せじゃんと思うようにしてみたり。

(もはや私の心を落ち着ける材料は夫の収入だけ笑)


かわいい子宝にも恵まれたし、欲しいものは手に入れてるじゃないか。

 

と子どもがいる幸せに目を向けようとしてみたり。

 

 

 

そもそも人生の中で欲しいものすべてを手に入れられるわけじゃない。

なんでもかんでもうまくいくわけがない。

 

1つや2つ足りなくたって我慢しなきゃ。

 

 

セックスのない人生ぐらい大した事ない。

 

 

何度も何度も自分に言い聞かせました。

 

 

 

それでもやっぱり・・・

 

 

愛する夫に抱きしめてもらえない寂しさはお金でも子どもでも埋めることはできませんでした。

 

 

 

私はただセックスをしたいわけではないし、誰でもいいからしたいわけでもありません。

 

 

夫だから そう思うのです。

 

 

きちんと愛されている喜びを感じたい、ぬくもりを感じたい。

 

ただそれだけです。