こんにちは。

 

小夜子です。

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
 

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前回の記事はこちら。

 

 


 

新婚旅行では・・したい。

 

 

いくらなんでもここでナシって・・ないよね?

 

夜明けさん。

 

 

 


 

 

こんにちは、バトンタッチされてここからは夫の夜明けです。

 

 

新婚旅行が迫ってきました。

 

 

小夜子はとても楽しそうに暮らしています。

 

あの時の発作は一度きりでしばらくは忘れて暮らしてくれています。

安心しました。

 

 

 

でも、ボクからすると逃れられない「理由」が出来てしまいました。

 

 

ここのところボクの頭の片隅には時折「アレ」がチラつきます・・・・。

 

 

「新婚旅行では一回ぐらいはしておかないとなぁ・・・」

 

 

ボクたちが前にしたのっていつだっけ・・・・・。

 

 

 

 

新婚旅行のことを考えると・・・心中複雑でした。

 

 

 

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もちろん 旅行は楽しみでした。

小夜子と行く事も楽しみでした。

旅行に行きたくないなんて全く思っていません。

 

 

 

でも、旅行先でセックスをしないといけないことはとても億劫でした。

 

 

 

とはいえ、やらなくちゃいけない事はわかっていました。

 

 

 

 

 

ここで断るわけにはいかないこともわかっていました。

 

 

 

小夜子からもいい加減静かな圧力は感じていました。

ましてや前回決死の突撃の時には断っているわけですし。

 

 

 

 

「新婚旅行で一度ぐらいはしておかないと。何もなしではまた小夜子が怒るだろうし許されないだろうな・・」

 

 

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そもそもボクは、小夜子が人知れず泣いていたり、人知れず悩んでいたことは気づいていませんでした。

 

 

が、その一方で、矛盾しているようではありますが、

結婚してからずっと「やらなくちゃいけないこと」は分かっていました。

 

 

引越しを終えたあとだって、暮らしが軌道に乗ってきた頃だって、結婚式を終えたあとだって、

いつも頭の片隅には「やらなくちゃいけないな・・・」と思っていました。

 

 

 

 

でもどうしても実行に移せなかった。

 

 

 

やらなくちゃいけないのは分かってるけどやりたくないので、

どうにか小夜子が誘いに来ないように、

言葉の端々に「疲れた」とか「しんどい」などといった都合の良い台詞を混ぜ込んで敬遠し続けてきました。

 

 

 

黒か白か、まるかバツかでわけられるような単純明快なものではなく、

 

矛盾を抱えながら、

その弱さを見せる事が出来ないので

虚勢を張るしか出来ないボクでした。

 

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しかし新婚旅行となるとさすがにしないわけにはいかない。

 

 

断る理由がない。

 

 

ヘトヘトに疲れるまで予定を詰め込む?

夜は即寝てしまう?

でもそんなことしたら小夜子怒るだろうな。

 

しないぞオーラを全身にまとって結界を張りに行く?

 

。。。でもなぁ。

 

 

 

 

刻々と近づいてくる新婚旅行を前に、ボクの心はどんより雲がかかったよう。

 

 

楽しみだけど楽しみじゃない。

やらなきゃいけないけどやりたくない。

かといってここで断るとさすがにまずいこともわかっていました。

 

 

 

 

 

ああ・・・やらなくちゃいけないな・・・と

気の重い毎日を過ごしていました。