こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
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昨日の記事はこちら。
私は、人間(自分)は思ってるよりも愚かな人間だということを自覚しておくことが大切だと思っています。
AIにはまねで見ない「不可解な行動をとる」生き物、それが人間だと思います。
時には間違った判断もしたり、正反対の行動をしてしまったり、
その道に進むことがよくないとわかっていても、
場の雰囲気に流されたり、
誤作動を起こしたり
正しいと言えない判断をしてしまう瞬間がきっと誰にでもあると思います。
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突然、電話一本で四年強のお付き合いに終わりを告げられた私。
なかなか現実を受け入れられなかったものの、狂ったように仕事に打ち込むことでなんとか理性を保てていました。
夜明けさんが私とヨリを戻すことはない「だろう」・・から、「ない」(断定)に変わった頃。
職場の先輩が合コンに誘ってくれました。
職場は女性社員100%だったので出会いはゼロ。
可愛がってくれた先輩が私の惨状を聞いて、「他にもたくさん男はいる!そんな酷い男さっさと忘れて次へいこう!」と励ます意味も兼ねて飲み会に誘ってくれたのでした。
大学に入学してからすぐに夜明けさんと付き合い始めた私はいわゆる合コンに行ったことがありませんでした。
人生初の合コン参戦です。
そこに出会いがあるとは思っていませんでしたが、夜を何もしないで過ごすよりかは
予定を入れた方が気がまぎれるので二つ返事で参加を決めました。
開始は19時。
雑居ビルの中の居酒屋の個室。
壁が黒くて、起きてるのにだんだんと眠くなってくるようなほの暗い雰囲気の部屋でした。
相手は4人、こちらも4人。
私は最年少でした。(22)
相手は地元の同級生同士の繋がりで、職業はバラバラ。
この方たちと先輩がどういう繋がりだったのかは忘れました。
中小企業に勤めている人もいれば、親の会社を手伝ってる人いるし、
何をやってるのだろう・・?という職業不詳な人もいました。
日ごろ女子100%の職場なのもあり、夜明けさん以外の男性と数年ぶりに喋ったような気さえしました。
20代前半から後半の男女が初めましてで一堂に会したわけですが、
「出会いを求めに来ている」という目的が明確なこともあり会話ははずみました。
不思議なもので、会が進むうちに自然とペアが組まれていくのです。
初参加の私でも、大人の世界の暗黙のルールははすぐに理解できました。
「私はあの人を狙ってるからあなたは入ってこないでね」という静かなマーキング、
「アイツはあの子を狙ってるから・・じゃぁ俺はあの子にしよう」といったひそかな譲りあい。
「力の強い人」「ゴリゴリと前に行ける人」が勝てる世界でもあり、
自分のお気に入りを見つけたら、「これは俺のものだ」と言わんばかりに周りを蹴散らして一人占めをするのです。
「お気に入り」とされた人がどう思っているかどうかは別として、
「お気に入り認定された人」ということが公然に知れ渡るため、
その人のことを気に入ってる人が他にいたとしても
近づくためには「ちょっと待ったぁぁぁ!」と間を割って入らなければいけません。
相当な努力が必要になってきます。
そもそも、数十分前に会ったばかりの男女です。
「ちょっと待った!!」と友達の間に割り込んでまで、その子を「お持ち帰り」をしたいわけではないのでしょう。
もちろん合コンで本気の出会いをするパターンもあると思います。
合コンがすべてこのような流れだとは思っていません。
ただ私が初めて参加した合コンでは、
いわゆる「合コン慣れ」したような集団の集まりでした。
数十分前に会ったばかりの4:4の中から上手に1:1に「分配」され、
「お持ち帰りしたい」という欲求がバレないように、
さも「好きだ」という「感情」があるかのように上手にベールで隠しながら
ゲームのように楽しんでいたような気がします。
自然とペアリングされていく様子に、大人の世界はこうして始まるんだな・・・とぼんやり眺めていました。
それと同時に、
18歳の春に、夜桜の下でまっすぐに照れながら
どうにか会話を膨らませようと一生懸命だった夜明けさんの事を思い出していました。
当然私にも、一人の男の人が「分配」されました。
彼が最初から私を狙っていたのか、それとも最初は他の人を狙っていたけど戦いに負けて私に行きついたのかはわかりません。
ただ、私のことを気に入ってることは分かりました。
人のよさそうな、笑うと目が細くなるひとでした。
背が小さいので、友だちからは「コロ」というあだ名で呼ばれていました。
コロちゃんは私の隣に座り、距離をぐっと縮めてきました。
話の内容は、出身地の話だったり、仕事の話だったり、休みの日に何をするのかだったり・・たわいもない話です。
話はわりと弾んだようには思います。
共通の話題は何ひとつなかったけど、そんなものはこの場においてたいして必要じゃないような気がしました。
中身のないペラッペラの話をしながら笑っていました。
が同時に、嬉しくもありました。
たとえそれが自分の意中の人じゃなかったとしても誰かに言い寄られるというのは気持ちがいいものです。
ましてや、信頼していた彼に見事に捨てられてしまった私にとってはコロちゃんはへし折られたプライドを癒してくれる存在でした。
私が彼氏にフラれたばかりであること。
とても悲しい思いをして、今日はその悲しみを忘れるために先輩が誘ってくれたこと。
この事を聞いたコロちゃんの目の奥が光ったように見えました。
ここぞとばかりにそれはそれは盛大に慰めてくれて、どんどんと距離を詰めてきました。
顔も背丈も全然好みではありませんでした。
そもそも元来「好みのタイプ」というものがない私にとっては見た目はどうでもよかった。
「私に興味を持ってくれている」
これだけで気分がよく満たされていました。
自信も何もなくなってしまった私だけど、
外に出ればたった数十分で気に入ってくれる人がいる。
この事実は大きかった。
これからの人生お先真っ暗だ!
人生終わったとすら思っていたけど、
意外と・・・
外に出ればまだまだ戦えるんじゃないの・・?!
私を必要としてくれる人がいる。
他人から興味を持たれることで自分の中の何かが埋められていく、満たされていく、そんな気がしました。
コロちゃんの盛大なアピールにだんだんと気分がよくなり、
「私もまだ捨てたもんじゃないのかも・・・」と、
へし折られた翼がちょこっと生えてきて、
まんざらでもありませんでした。
何もそこまで思いつめなくても。
他にも男はいるし、もっとあなたの事を大切にしてくれる人はいるよ!!
前の恋を忘れるには次の恋!
頭ではわかっているんです。
周りの友達もさんざんそう言って励ましてくれました。
ただ・・・私には次の恋に進むにも、常に受動的でした。
能動的に次の恋をつかみ取りに行こうとはせず
あくまで受動で自分が気に入られること大前提としていました。
相手に言い寄られることで気分がよくなり、
相手に求められることで自分の価値を確認し、満たされる。
いわゆる押しに弱いとされる私は、
裏を返せば、自分に自信の無い小心者なのです。
相手に好意を抱いてもらうことで自分自身が満たされた。
自分が誰かを好きになるより、好きだと言ってもらう方が気持ちがよかった。
自分の好きになった人に告白したり、自分から掴みに行ったり、そんな勇気はこれまでの人生一度もなかった。
私には「選ばれる」という選択肢しかないように思っていました。
だってその方が楽だから。
気持ちがよくなれるから。
自分のことを気に入ってくれた人に押される形で物事が進む。
この方が楽だし、愛するより愛される方がいいと思っていました。
でもそれは、結局は自分への自信の無さを相手を使って埋めていただけなんだということに気付けていませんでした。
心の足りない部分を他人で埋め、
他人に必要とされることで自分の価値を認識する。
この癖はずっと治っていない気がします。
つづく。
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過程はいいから早く結論を早く教えてくれというご意見も頂きますがご期待に添うことはできません。
1話ごとに、何かしらエッセンスは散りばめられていると思いますので、、
小説を読み進めるような感覚で
自分はどう生きたいのかを見つめ直したり、ご夫婦で話し合うきっかけになれれば嬉しいなと思ってます。
是非、「あなたの話」を聞かせてください。
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