こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん）に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
過程はいいから早く結論を早く教えてくれというご意見も頂きますがご期待に添うことはできません。
１話ごとに、何かしらエッセンスは散りばめられていると思いますので、、
小説を読み進めるような感覚で
自分はどう生きたいのかを見つめ直したり、ご夫婦で話し合うきっかけになれれば嬉しいなと思ってます。
人の心の奥の奥を知る事は時に残酷です。
夜明けさんが当時何を考えていたのかを知る事は私にとって辛い作業です。
でも、今ならあの時、夜明けさんがそうするしかなかった理由も少しわかるような気がします。
大切な人に肝心な事を言わない人なんて五万といるはず。
大切な人を誤魔化したことも、
都合のいいこと言って裏切ったことも、
胸に手を当てて考えてみれば思い当たる節があるんじゃないでしょうか。
誰もが清く正しく生きられるわけじゃない。
間違ってると分かっていても・・・
傷つけていると分っていても、
正しく生きられない時が人生の中にはあると思っています。
自分は正しい、間違いを一度も起こしたことがないと思っている人ってどれほどいるのでしょうか。
私は、人間(自分）は思ってるよりも愚かな人間だということを自覚しておくことが大切だと思っています。
少しの不安と少しの期待を抱えながら結婚へ向けて走り出した私。
バス停で私はあることを思い返していました。
一時期私と夜明けさんは別れていた時がありました。
正確に言うと私が一方的にフラれたのですが・・・。
ある日突然電話がかかってきて「好きな人が出来たから別れてほしい」と告げられました。
大学を卒業したらそのまま結婚するものだと思っていたので、最初は冗談だと思っていたのですが、
話をよく聞くとどうやらこれは冗談ではなく本気だということが分かり、
私はどうしていいのか分からず人生で初めての挫折を味わいました。
私と夜明けさんの出会いは、大学の新入生歓迎会コンパでした。
大学の近くの大きな公園でサークルのお花見が開催されていて、
私はたまたま友達に誘われて参加していました。
その同じシートに座っていたのが夜明けさんです。
夜明けさんがおもむろに「かわいい！」と声をかけてきてくれたことで、
そこから猛烈アピールに押し切られるような形でお付き合いが始まりました。
これまでの人生、誰かに可愛いと正面切って言われることがなかったので
正直に気持ちをぶつけてきた夜明けさんに好印象を抱きました。
もしかするとこの頃から私はどこかで勘違いしていたのかもしれません・・・。
夜明けさんの猛アタックでお付き合いを始めたので、
心のどこかで「絶対に私を裏切らない人」「私のことをずっと好きでいてくれる人」だと認識し、
若干の主従関係的感覚があったようにも思います。
この人は私が何をしても許してくれる人だ・・と思っていた気がします。
このままずっと私のことを好きでいてくれて、結婚して、子どもを産んで，生涯をともにする。
そう信じて疑わなかった私は、
夜明けさんに対する態度も徐々にワガママになっていっていたのかもしれません。
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そんなある日、私は突然フラれてしまいました。
「他に好きな人が出来た」そうです。
信じられませんでした。
全く受け入れられませんでした。
恥ずかしながら、私はこの時まで「人の気持ちはどうすることもできないこと」を知りませんでした。
本来であればもう少し若い頃に本気の失恋を経験しておくべきだったのかもしれませんが、
私は２２歳まで本気の失恋を知りませんでした。
昨日まで私のことを好きだと思っていた夜明けさんに
私よりも好きな人がいる・・・。
理解が出来ませんでした。
この事実を受け入れることが出来なくて、脳内のバグを起こしてしまいました。
自分のもとから夜明けさんがいなくなってしまう。
私がいたはずの夜明けさんの隣にはもう私の知らない誰かが居座ってしまう。
これからずっと一緒にいると思っていたはずの夜明けさんともう二度と会えなくなってしまう。
とても受け入れられませんでした。
どうしたら夜明けさんが「ウソだよ」と言ってくれるのかが分からなくて、必死に抵抗しました。
「もう一度私にチャンスが欲しい」と泣いて頼みました。
夜明けさんは「いらない」と言いました。
「私に悪いところがあったら治すから」と必死に訴えました。
夜明けさんは「そういうことじゃない」と言いました。
どうしても嫌で「二番目でもいいから捨てないでほしい」と頼みました。
夜明けさんは「そんなこと出来るわけない」と言いました。
結局私は最後まで一度も会ってもらえすらせず、４年強のお付き合いに幕を閉じました。
少なからず学生時代を共に、四年というそこそこ長い年月を一緒に過ごしたのにも関わらず
最後はこんなにもあっさりと終わってしまったことに、
・・絶望から怒りに変わっていきました。
でも、どんなに私が怒ろうが泣こうが、事実は変わりません。
夜明けさんは絶対に会ってはくれませんでした。
私がどんなに悲しみの底にいようが、夜明けさんは今頃新しい彼女と楽しく過ごしていることに変わりはありません。
その様子を思い浮かべたら私は夜も眠れなくなってしまいました。。。
これまでの人生、自分の努力次第で夢はつかめると思っていましたし、だいたいのことはそつなくこなしてきた私にとって、
どれだけ努力しても、
人の気持ちだけはどうにもできないんだ・・という現実は絶望的でした。
どう努力したって
どれだけお金を出したって、どれだけお願いをしたって、どれだけ謝ったって、
どれだけプレゼンをしたって、夜明けさんは戻ってきません。
というか、人間関係、努力をしなければ続けられないことに気づいた時には遅かった。
人間、話し合えばわかると思って生きてきました。
どんなに正反対の意見を持つ人同士でも話し合えば距離は縮まると思って生きてきました。
ただ話し合いに応じてもらうことすら出来ないことを知りませんでした。
ずっとそばにいると思っていた夜明けさんがいなくなって初めてその存在の大きさに気付きました。
これまでの私はどこか「付き合ってあげてるんだ」という意識で過ごしていました。
そもそもそこが私の大きな間違いです。
人間関係に上も下もないはずなのに、どこか上に立ってしまっていました。
どこかで何をしても大丈夫な人だと勝手に解釈して好き放題していたところもあったように思います。
相手がぐっと踏ん張って支えていてくれるからこそ私は上に立っていられたのに・・・
相手がいきなり投げ出してしまったら、私なんてすぐに軽く吹き飛ぶ存在だということも分かっていませんでした。
これまでのワガママなふるまいによって引き起こされた今回の出来事に、
どんなに後悔したって結果は変わらないし、時間は巻き戻せない。
２２歳で初めて経験した大きな挫折と気づき。
私は夜明けさんとの別れを忘れるように死ぬほど仕事に打ち込み始めました。
働いてる時だけが何もかも忘れられる時間でした。
仕事モードの私を演じることができ、夜明けさんのことも思い出さずに済みます。
休みなんて一切いらない。
夜なんて来なければいい。
何かにとりつかれたかのように、極端に仕事にのめり込んでいきました。
「ピンチに陥った時にどう対応するかで人柄が表れる」
これは 私の中で 人となりを判断する大事なポイントだと思っています。
今思えば、
現実を受け入れ止めきれれない私がとった子の時の考え方、行動・・・。
その後の人生に訪れることになるであろう「ピンチを迎えた瞬間」の行動とよく似てるんですよね・・・。
あの時は気づいていなかったけど、私の傾向はずっとずっと昔から同じだった。
この出来事が今後の長期のセックスレスにも大きく影響していったことはたしかです。
。。。。。。。。この後私はある男と出会います。
※要するに調子に乗りすぎて振られてしまったというやつです。
似たような終わり方をした人も多いんじゃないでしょうか。
失恋で泣くなんてよくわからないなぁ！男なんて他にもたくさんいるじゃん、なんて思っていましたが実際自分が失恋したらとんでもないことになりました(笑)
こんなに辛いなんて知らなかった～～～！
皆様の失恋（浮気？）エピソードお待ちしております。
