はじめまして。
小夜子です。
コソダテフル から来ていただいた方も、
そうでない方も
今日からよろしくお願いいたします。
このブログでは、
私が長年一人で抱えこんで、
誰にも言えなかった
セックスレスの悩みを
どのようにして乗り越えてきたか
正直に綴って行こうと思っています。
内容が内容ですので賛否両論あるとは思いますし、
拒否感を持たれる方もいらっしゃるかと思いますので、
「読みたいな」と思われた方だけここから先へ進んでください。
この話題は私の中でも、そして我が家にとっても
ここまで打ち明ける必要があるのかを何度も何度も協議しました。
生活を切り売りしたいわけでもなく、
話題性が欲しいわけでもありません。
ただ私がかつてひとつのブログに出会って、
人生を変えてもらったように、
私の経験がどこかの誰かの光になれたらいいなと、
その希望だけで書いていくことにします。
またセックスレスという単なる薄っぺらい言葉だけでは済まされない、
私がどう生きてどう死んでいくのかを真剣に考えた記録として
我が子たちにも残したいと思っています。
・・・・・・・・・
突然ですが、皆さんは、セックスレスの定義をご存知ですか？
セックスレスとは、病気や特別な事情がないのに一か月以上性交渉がないカップルのことである。
（日本性科学会）
これを聞いて率直にどう思いましたか？
い・・一か月！？
一か月だなんて
そんなのしなくて当然でしょ！！って思いませんでしたか？
世界的に見ても日本はセックスをあまりしない国と言われていますが、夫婦のセックスレス率は６割とも言われています。
一か月やらないなんてザラ！
なんなら年単位で交わっていない夫婦も山ほどいると思います。
なので、「カップルのうちどちらかがしたいと思っているのに長期間それが出来ない状態」
これを総じて「セックスレス」と呼んでいるそうです。
かくいう私は新婚時代から夫に抱いてもらえません。
そもそも「もらえません」という表現からして歪んでいますね。
私が夫に最後に抱いてもらえたのは23歳です。
正確にいうと「最後でした」。
２３歳で結婚してすぐ、
重度のレス期に陥りました。
先ほどもの述べたように「どちらかがしたいと思っているのに長期間出来ない状態」をレスと呼ぶので、
お互いが「したくない」と思っている場合は問題ありません。
むしろ究極的に平和です。
したくないと思ってる人もたくさんいらっしゃるでしょうし、
ピンと来ない人にとってはまったくピンと来ない問題だと思います。
ただ、不満を抱えている人にとっては
人にも言えないし、地獄の苦しみ。
夫に求められない苦しさ、
寂しさ、
つらさ。
これは経験者にしかわかりません。
自分に自信もなくなって、心が根っこから折れてしまいました。
周囲の女友達に相談しました。
でもトンチンカンなアドバイスが返ってきたり、かえって傷ついたり。
そもそも夫に抱いてもらえないなんて自分が惨めで人に相談できませんでした。
そして、気づけば10年が経ってしまっていました。
決してセックスをしたいわけじゃないのです。
ただ心が満たされたいだけ。
たったこれだけなのに。
あの夫婦も、あそこの夫婦も、きっとそこの夫婦も。
きっとうまくやっているはず。
みんなが普通に手に入れられている幸せを
どうして私は手にすることができないのだろう。
皮肉にも私たちは普段はどこよりも仲の良い夫婦です。
話も合うし、趣味も会話も笑いのツボも合います。
ただセックスだけが噛み合わない。
理由はひとつ。
「私が妻だから」
私が妻じゃなければうまくいったのかな、、、。
だから私さえ我慢すればいいんだ。
「私さえ気持ちを押さえれば二人はずっとうまくいく。」
そう唱えて耐えてきました。
そして10年目。
ふと、私このまま死んでいくのかな、、、と頭をよぎった瞬間が訪れました。
この先
ずっと何もないまま、
だれにも抱かれず
女としての一生を終えていくのかな。
急に得体の知れない恐怖が襲ってきました。
考え始めたら止まらなくなってしまいました。
閉じていた蓋を開けたら
ストンと虚しさの沼に落ちていきました。
これから私はどうして生きていきたいんだろう。
このままで満足して死ねるのだろうか・・・
自分の人生に真剣に対峙した瞬間から私のレス脱却の戦いが始まりました。
そして結婚してから１２年の月日を経て奇跡のレス脱却
セックスレスは一度陥ってしまうとそこから抜け出すきっかけを見つけることがとても難しく、
ずるずるとそのまま消滅していくケースがほとんどだと思います。
ましてや新婚からレスという重症だった私達夫婦が、12年もの月日を経て脱却できるとは
当時の私には考えてもいませんでした。
重症レス夫婦だったわたしたちがどのようにして復活を遂げていったのか、
もう無理だと諦めかけていた足掛け12年に渡るレスを克服した私の記録を残します。
この12年目の戦いはセックスそのものを取り戻すための戦いの幕開けだったわけではなく、
自分自身の生き方を見つめ直す大きなきっかけでもあり、
自分の人生をどう歩みたいのか
真剣に対峙した瞬間でもありました。
なかなか相談できず、一人で悩み続けた私。
あの時、気持ちを吐き出す場所でもあれば違ったのにな、、、、。
同じ境遇の人と話がしたかった。
気持ちを分かち合いたかった。
このブログが誰かの息抜きになれたり、
誰にも言えない悩みをそっと打ち明けられて、
誰にも否定されない場所になれたらいいなぁと願っています。
また、私の経験がどこかの誰かのスイッチを押せたら
このブログを書く意味があると思っています。
そのために今日からコツコツと書いていきたいです。
どうぞよろしくお願いします。
