債務整理を家族に知られずにできてしまうことが解せない。

●●は私と結婚してから、1年後に1件、2年後に1件の合計2件債務整理を行っていた。
2件ともおおまかな流れは下記の通りだ。

パソコンのローンや通信費など、元々の元本は小さなものだった。
それを10年ほど放置。遅延損害金で膨れ上がった借金の一括返済を迫られ、無理だからと安易に消費者金融の通称おまとめローンと呼ばれるものでまとめた。

そして、このおまとめローンからも逃げはじめる。

以前は遅延損害金であったものも、おまとめローンにより元本としてまとめられるため、逃げるほどに借金が更に更にと増えていく。

そして強制解約、一括返済を求められる。
●●は私には知られたくない。
金を貸してくれる会社はもうない。
そして安易に債務整理。

何倍にも膨れ上がっていた借金は弁護士も何も通さない債権者有利の条件で進んでいた。



もちろん私は結婚前も後も●●から相談されることはなかったし、それを匂わすような何かも見ることが無いまま、止めるすべもなく、すっかり事が済んで、督促の封書を見つけたことで債務整理をしていたと知った。
長い年月を経て私が初めて見つけた封書は、送り主には消費者金融の名前など書いておらず、すっきりとした封筒には住所と個人名だけ。完全にカモフラージュされていた。まるで架空請求かなにかかと思うようなものだった。●●に機転があってそのように言われたら、あらそうなの...と信じてしまっていたかもしれない。


このように、●●の借金も債務整理も、大事なときに私は蚊帳の外に置かれ続けた。

やり場のない怒りを感じる。

生計を同一にしていて、子供が小さければどうしても夫が稼ぎ頭になってしまう。それが裏で債務整理などしていたらその後の家族の未来が大きく変わるはずだ。

債務整理は完済から5年間は信用情報が回復しないし、回復したところで事故を起こした会社の審査は二度と通らないだろう。

婚姻中の借金は基本的に夫婦のものになってしまうそうだが、それならば債務整理についても妻の同意がなければならないのではないのか?

世の中は本当に理不尽なことが多い。





とは言え、妻であることをやめようとしている今なら話は別だ。

たとえば結婚した時に●●から借金があると告白されていたらどうだっただろう。

その底知れない欲と異常性に気づきもしないあの頃。
新婚ゆえのみずみずしい愛によって、あなたに債務整理なんてさせないわ!なんて言って私がすべてを払ってしまっていたら?

さらなる不幸が降りかかっていただろう予感がする。