●●との結婚前。婚約してから、車を2台購入した。彼が借金漬けで浪費依存症を抱えていることも知らず、私の名義でローンを組んで。


婚約をした頃、私の愛車は老朽化が目立ち、車検を前に新車を買うつもりでいた。インターネットで車を物色していると、何故だか●●も車のサイトをちょくちょく見始めた。


当初、彼はオンボロの軽自動車に乗っていた。

ちなみにこの車は別居直前の調べにより、個人の中古車販売業者から私と出会う前に購入して、30万ほどの購入費用を何度も何度も滞納して結婚後も細々と支払いをしていたことが判明している。人のいい業者だったようで、ローン会社を通さずに口座振り込みでの支払いを快諾したらしい。


この錆だらけのボロボロの車が、正直私には恥ずかしかった。世間体を気にするよりももっとやるべきことがあったのに。愚かだったと今でも思う。


ある日、●●が、友達に中古車販売の免許を持つ人がいるから、結婚祝いに安く売ってくれるという連絡がきたと言い出した。

そして、
安く売ってくれるらしいから、俺も買っていい?
と言った。

この友達は私も何度か見たことがあったので、多少信頼していた。


新車1台分の金額で状態のいい中古車が2台手に入るのであれば...と、愚かな私は、承諾した。


しかし数日後にはやっぱり友達が忙しくて対応できないからと、そのまた友達だという人物が仲介することになった。

車が決まり、見積もりがきた。思っていたより高い。
近所の業者にお願いした方がいいんじゃないかと●●に提案すると、そんなことはないんじゃない?の一言。
今思えば彼は私の金などどうでもよくて、自分の欲が満たされる納車の日を今か今かと待っていたのだ。


業者に金額について聞くと、オークションの結果次第で返金するからと杜撰な回答だった。
納得できなかったが、幸せだった当時、●●を信頼していたし、彼の信用する人物を貶めるようなことはそれ以上できなかった。

私は自分の気持ちを押し込めた。

ちなみに返金については後日、たった5万円ではあるが何故か●●の口座に振り込まれていた。この金は●●が私に隠れて懐へしまい、浪費していた。


車の購入を決めて、支払いをどうするかの話になると、●●は、どちらも私の名義でローン申請しよう。そう言った。支払いがあちこちに発生すると結婚後に混乱するからと。

●●は自分の信用情報を熟知していた。自分がローン審査に通らないと分かっていたための欺瞞だ。


言われるままローンの申請をして、頭金を振り込んだ。いつも彼は傍らにいた。●●は率先して利率の低いローンを調べ、ここがいい、ここが駄目と、私に資料を押し付けた。

今思うと、まさに詐欺に遭っている哀れな女の図である。


ローンはすんなりと通り、納車。すぐに支払いが始まる。
●●は結婚までのローンは半分払うという約束をしたが、色々な言い訳をしては果たされることがなかった。低賃金で一人暮らしの彼の経済状況を考えると強く言うことはできなかった。


●●は乗っていた軽自動車を二束三文で売却し、私には無料引き取りだったとうそぶいて、はした金を懐へ。

その金は、
いまだに支払いが終わっていなかった軽自動車の未払い金や、
私のローンの足しにと渡すこともなく、
遊興費に使っていた。