離婚でなく別居を選択した。
まだ子供が小さいし、上の子はパパに懐いていて可哀想だったし、まだ更正の余地があると思っていた。
家を出る前日の朝10時前。授乳したり離乳食を作ったりと慌ただしくしていたところ、急にドアをたたく音。●●の義父が怒鳴り散らしながらつばを飛ばして、醜悪な顔で、任侠映画のようなオーバーアクションで。わめきちらして、でていけといわれた。
●●に、義父には連絡してる、出て行かなくていいと言われていると聞いていたから驚いた。訛っていてなにを言っているのか分からないが、金のことのようだった。
息子に貸した10万を返してから出て行け、という内容だった。どうも、●●が別居されるということを母親に言って、夫婦揃って慌てて金をむしり取りにきたようだった。彼らは息子に返済能力がないことを熟知していた。
私は●●に、口座にある支払い用の金を渡せばいいと言った。
義父の車には義母が乗っていた。
乳児がいる場所にアポなしで乗り込んで怒鳴り散らし、実の息子の結婚前からの借金で困窮する私から、息子が借りた金だからと言って10万をむしり取って、生まれたての孫の顔も見ずに、帰る親。
クズ。これがクズ。
私が結婚してしまった人間は、この親に育てられたんだと、まざまざと見せつけられた。
住んでいいと言った責任はないのか。
なぜこの親に私を会わせたのか。
なぜ自分の浪費や婚前からの借金について妻を責める親を、●●は黙って見ているんだろう。
もう一緒に住めない、明日兄がきて実家に戻ると伝えた。一日で引っ越しの業者を見つけて契約した。小さな山小屋に詰め込まれた私と子供の荷物は、単身パックで事足りた。