憂鬱な気分を吹き飛ばす簡単な方法

 

梅雨の季節が近づいてきました。

沖縄は梅雨入りしましたね。


雨続きになったり寒暖差があると、

なんとなく気分が優れなかったり、

体調がいまいちだと感じる方も

多いのではないでしょうか。

 

運動や食事、

適度な気分転換のために外出など、

体調管理の工夫をされているかもしれません。

今回は、忙しい毎日を過ごす働く人にも

簡単にストレス解消ができて、

体調を整える方法をお伝えします。

 

それは、水を飲む習慣を持つことです。




 

成人であれば、

体重×30mlの水分が1日の必要最低量です。

例えば、体重50㎏の人なら

最低1500mlは摂取しましょう。


水分を取ることで、血流がよくなります。

血液は、体中を駆け巡って、

酸素や栄養素を運んだり、

老廃物や不要な物質を

体外に排出する働きをしています。

 

水分が不足すると、

血液がドロドロになり、

栄養素を運べなくなったり、

老廃物の排出もうまくいきません。


すると、徐々に疲れがたまっていきます。

また、水を飲むことで体温調節も行われます。

寒いときには暖かい飲み物を飲むと

体の中から温め、

暑いときに冷たいものを飲むと

体温が下がります。


気温が高いときや運動をした時には、

汗をかいて体温の上昇を抑えるため、

脱水症状にならないためにも

水分補給が大事です。



特に高齢者は喉の渇きを感じにない上に

筋肉量も少なくて、

体内の水分も不足しがちです。

水分不足になると、血流が悪くなるせいで

物忘れをしたり

今いる場所がわからなくなったり

認知症のような症状が出ることもあります。


普段と様子が違うな、と感じたら

水分不足かもしれません。





 

水にはリラックス効果もあります。


特にミネラルウォーターに含まれる

マグネシウムは緊張して固くなった筋肉を

ほぐしてくれますし、

カルシウムには

鎮静作用があるといわれています。


イライラしたりストレスのある時に、

コップ1杯の水を飲むと

落ち着いた経験はだれにでもあるでしょう。


入院している患者さんの表情が固くなって

イライラしてると感じた時は

「まぁ、水でも飲んでひと休みしましょう」

などと言って落ち着いてもらったり


私自身も、仕事が忙しくて

バタバタしている時ににこそ、

水をひと口飲んで、ひと呼吸ついてから

再開していました。


水を飲む時間を持ち、

ひと呼吸置くことで

気持ちが落ち着いたり、

冷静になったりします。


力が入って固まった体も緩み、

ぎゅーっと狭くなった思考から

抜け出せるように思います。


お水より、コーラを飲みたい。

甘いコーヒーが飲みたい。

そんなふうに思う人もいるかもしれません。


清涼飲料水は糖分が多く、

血糖値が急上昇して、

その後急に下降する

血糖値スパイクがおこって、

眠気や倦怠感、頭痛などで

余計にイライラするためお勧めしません。

スッキリしたい気分の時は、

のど越しの良い無糖の炭酸水にしたり、

レモンを加えて飲みましょう。





 


次に、水を飲むタイミングです。



一度にたくさん飲むと

胃に負担がかかるので、

コップ1杯(200ml程度)を

こまめに飲むことを心掛けます。


まずは、朝起きて1杯。

人は寝ている間に

コップ1杯分の汗をかきます。

それだけ水分を欲している状態です。

心も体もリフレッシュして

1日のスタートをきりましょう。


その他に、

昼食や夕食時、

入浴の前後、

就寝前に1杯ずつ。

あとは、仕事の合間に

少しずつ摂るようにします。

 

ちなみに、コーヒーは

利尿作用があるので

水分量としてカウントしない方が良いです。


なんだか不調だなと感じている方は、

意識して上手に水を飲み、

心と体を整えてみましょう。