夫婦喧嘩をした時、どちらが先に謝る率が高いのでしょう。
誰もが、悪い方が謝ればいいと思っていることでしょう。
しかし、夫婦喧嘩をした時にはお互いに自分が正しいと思っていることが多いようです。
このままじゃいけないと思いながらも、
自分から謝るのは負けた気がする、
相手が謝ってきたら許してあげるなど、
変なプライドや、
謎の上から目線で意地を張ったりして、
なかなか謝れずに長引いてしまい、
ストレスを抱えてしまうこともあります。
とある場所で、結婚3年目から15年目の7組の夫婦に夫婦喧嘩について聞く機会がありました。
夫婦喧嘩をした時にどちらが先に謝るのかを尋ねたら、6組の夫婦が夫が先に謝ると答えました。
理由を尋ねると
「険悪なムードが嫌だから」
「自分から謝らないと口をきいてもらえないから」「妻は絶対に謝らないから」
とのことでした。
実は、自分が本当に悪かったと思って謝っているのではなく、
その状況から早く抜け出したいためだったり、
とりあえず丸く収めるために謝っているのだと、
こっそりと教えてくれました。
それに反して妻たちは、
そもそも自分が悪いとは思っていないと言います。
喧嘩の原因を作るのは夫だから、
悪いのは夫で、夫から謝るべきと言うのです。
もしも後で、自分が悪かったかもしれない
と思った時は夫に謝るのか尋ねると、
6組の妻は「謝らない」と答えました。
結婚15年目の夫は「とにかく、こっちが謝っておく方がうまくいくんですよ」と笑いながら話していました。
この夫たちは、喧嘩の原因がどちらにあるかと考えるのではなく、
ストレスなく生活したいと思っているので、
自分から謝ることができるのだと思います。
負けるが勝ちという考え方かもしれません。
どちらかというと、夫婦間では謝ったら負けという変な意地の張り合いが多く、
謝りたくてもそのきっかけを失ってしまう人が多いように感じます。
相手に対して謝って欲しいと思うときは、
相手が間違っているからと言うよりも、
あなたの言動によって、私は傷ついたのだから謝って欲しいという気持ちが強いのかもしれません。
そこで、私は間違っていない、あなたが間違っていると、相手を責めるのではなく、素直に
「私はあなたの〇〇という言葉や、〇〇したことに傷ついて悲しいから、謝って欲しい。そして次からはこうして欲しい」
とリクエストとして伝えると、
相手も素直に「ごめんね」と言えるのだと思います。
そして、相手が『ごめんね』と言ってきたなら
『私も言い過ぎたかも。ごめんね』
とお互いに謝ることができると
次からも謝ってもらえたり
自分からも謝りやすくなります。
人生100年時代。
夫婦仲良く過ごすためには
何とかやり過ごしていく方法を
お互いに持っていると良いのでしょう。