京都は修学旅行以来、実に40年ぶりだと気が付いてびっくりです。


何故京都にしたかとうと、どうしても坂本龍馬に縁のある場所に行ってみたくなって
妻にリクエストしました。


京都に着いて先ずホテルへチェックイン。
このホテルは妻が選んだところですが、祇園にあって、たたずまいもなかなか
おちついていいところでしたが、来る前に、予約したサイトのユーザーレビューを
見ていて、ちょっと気になったことがありました。


「なかなかいいところでしたが、受付の赤毛のババアが口うるさかった・・・」


忘れてましたが、その赤毛が受付で現れたら、思い出しました。
たしかに口うるさい。でもこれも旅での出会いだと思えばちょっとした
スパイスに思えて気にはならず、翌朝、食事の時にこちらから話しかけてみたら、

やっぱり、意外に面白いおばさんでした。



チェックインしてから、先ず行ったのが、二条城。

雨がひたひたと降るなかで、入場券を買って人の列に並んで、
気が付くと、周りは殆ど大柄の外国人です。
二列縦隊でゆっくりと順路に沿って見学。


大政奉還が告げられた広間、ここに幕末の志士達が集まって、
これからの日本の舵をきろうとしていたかと思うと興奮しないではいられなく、

静かに、大きな外国人に囲まれながら、隣にいる妻を完全に無視して、
一人タイムスリップしていました。  


その後、何か所か回って市内で食事をすることにして、
妻のリクエストで焼き肉屋に入りました。 


妻と二人きりで食事をするのは意外に久しぶりであったことに気が付きました


改めて向き合って食事すると、話すことがないという方もいると聞きしますが、
この時は、結構話すことがありました。


今回の旅行のこと。子供のこと。そしてこれからのこと。



ホテルへの帰り道、地元ではなかなかしませんが、ちょっと手をつないでみました。


手をつなぐっていいですよね(#^.^#) 


その人の見えない部分が感じれる気がします。


妻の手はやはり水仕事で荒れていました。 
妻は私の手を握って「やっぱり大きいねパパの手は」と言ってましたが、
瞬間昔に戻った気がしました。



坂本龍馬がいよいよ船出したここ京都から
「わしも船出ぜよ!」
なんてことを、いいながら歩く京都の街が

僕の小さな志を受けとめてくれた気がしました


やっぱり旅はいいぜよ!
高校時代に友人と自転車で日本一周をしようなどという計画が持ち上がったことがありました。

何回もその話をしたことがありましたが、具体的な計画までに至らず、
いつのまにか消えていった幻の計画となりました。 

話をしている時が楽しかったし、でも、誰もそこから一歩踏み込んだ話はしないのが
暗黙の了解のようになっていました。   

それでも、たまに、テレビで同年代が「日本一周中」などという話題が報道されると
「なんで挑戦しようとしないんだろう」と思うことがあって、落ち込んだ記憶がありました。


それでも部活やらなにやらの日常に追われて、だんだんその話もしなくなっていきます。
それが、高校を卒業して大学に行ってから、その感情が突然顔を出したことがありました。


初めて付き合った彼女と別れた時。
別れを告げられて、めちゃくちゃ落ち込んで、もがいて。やっと立ち直りかけた頃に
ユーミンの「リフレインが叫んでいる」という曲を聞いた時でした。

 ♫どうして、どうして僕たちは出会ってしまったのだろう/
  どうしてどうして別れてしまったのだろう/
どうしてどうしてできるだけ優しくしなかったのだろう


最後の「どうして、優しくしなかったのだろう」の優しさを
「できるだけ」の優しさとユーミンが表現したことに、心が震えました。 

自分の未熟さ、至らなさと向き合えたのかもしれないです。(;^_^A


やりたいと思っていた気持ちをいろんな理由をつけてしなかった気持ち
その時は、自分を納得させているようだけれども、どこかでまた吹き上げてくるんです。


それは環境や相手のせいにしていた自分への怒りに近いのかも知れません。


今回の1960kmの車旅行も、最初、妻に言った時には「無理だよ」と言われ
経費的にも安くはなるにしても、半額になる訳ではなかったので
ここで諦めて、新幹線でいこうと言えば終わってました。


でも、でもです


その時に「高校時代の記憶」が蘇ってきたんです。


妻にはそのことは言いませんでしたが、少しだけでも安くなることを強烈に訴えて、
車でいくことに決定しました。 


帰宅して<1960km>のトリップメーターをみた時に、
やってよかったと思ったのと同時に、一緒に行ってくれた妻に感謝しました。

この時に、後悔の「リフレインの叫び」が止まった気がしました。
旅行が嫌いな人はきっといないと思うんです。 

本当は行きたいけれど、時間とお金がないからいけない人は多いんだと思います。

会社を辞めて、時間ができた僕ですが、ちょうど妻が実家の岡山に一年に一回帰省するのに
合わせて久々に一緒にいくことにしました。

しかも、車で。

距離にして片道712km Navitimeで調べてみると時間にして8時間30分

大よそ時速80kmの計算ですね。 

いづれにしても、休憩なしでこの時間では無理だなと思いましたので、
旅の行程を4回に分けることにしました。 

2時間をめどに30分の休憩をとるとして、休憩を4回と想定すると、
休憩時間に120分。 全体の行程8.5時間に加えて11時間30分 という行程計画です。

帰りはすんなりかえってくるのがもったいない気がしたので、京都へ立ち寄って一泊して
帰ってくることにしました   

それとドライバーですが、当初、妻も運転できるので、途中で交代しようと言っていた
のですが、いざ高速道路に出たら「全然自信ない」とか言い出して、
それでも一応途中で運転させてみたのですが、5分で「変わろう・・・」ということになって、
ドライバー交代は一回きり、時間にして20分程度のみで、あとは全部僕が運転をすることに
なりました。   

結果的に、妻の実家までは<11時間20分>かかりましたが、2時間をめどに規則正しく
休憩をとったのが大正解でした。 
1時間で休憩してたら逆に疲れていたでしょうし、2時間以上頑張っていたら、
後半が辛かったと思います。   

今回の旅は、時間はあるのと、妻と娘(往路だけ)3人旅で節約を第一に考えたので、
必然的に車という発想になったのですが、そもそも、運転が嫌いではないので、
これは今しか経験できないなと思って決断した行程でした。

しかし、やはり旅は行く前の行程を考える時が楽しいといいますが、
遠距離の車両旅行はどこか冒険に近いような気がして、計画の段階で
実にワクワクしてたまらなく楽しかったです。