「埋蔵能力」深ボリストが、あなたの真の才能を発掘します! -7ページ目








「がまん」するから老化する
 
和田秀樹
 
PHP新書




本書は老年精神科医の第一人者である和田秀樹氏の手

になるもので、「結論から言うと、いまの多くの医者

が推奨している、予防医学的、節制的健康法は老化を

逆に進めてしまう]」という危機感から本書を執筆され
 
たもののようです。

 
 
 
本書の概要は次の通りですが、一部抜粋して、まとめ
 
てみました。
 
 
目次
 
第1章 老化とは何か
 
第2章 メタボのウソ
 
第3章 クロード・ショーシャ博士のアンチエイジン
     グメソッド
 
第4章 心の若返りの意味
 
第5章 がまんは老化の元
 
第6章 日本人はなぜ若返ったのか?

 
 
 


さまざまな老化学説があるが、怖いのは心の老化、感
 
情の老化である。なぜ感情が老化するのかといえば、
 
大きく三つの原因が存在している。
 
一つが脳の中で前頭葉という部位が縮むこと。二つ目
 
が動脈硬化で、先述したように歳を取るほど進む。三
 
つ目がいわゆるセロトニンなど脳内の神経伝達物質が、
 
加齢とともに減ってくることだ。
 
こうした原因があるので、感情の老化予防を心がけて
 
おかないと、刺激を受けることがおっくうになってし
 
まう。
 
 
結果、体を動かさなくなるし、頭も使わなくなる。外
 
出が面倒になるし、外見にも気を遣わなくなるので、
 
体も見た目も加速度的に老化が進んでしまうのだ。

 
また、ホルモンのバランスが崩れると、認知機能も落
 
ちていく。バランスを整えると、認知機能は明らかに
 
上がる。外見的にも若返るし、代謝もよくなって太り
 
にくくなる。いわゆる若返りの効果があることは、経
 
験的にほぼ間違いない。
 
 
もう一つのメリットは、男らしさ・女らしさが保てる
 
ので、精神的な若さにつながることだ。つまり「いつ
 
までも男でいる」とか「いつまでも女でいる」ことが
 
異性にモテたいという願望や、性欲などにつながる。
 
ギラギラしている老人は日本では嫌われるけれど、若
 
くいるためには大切なことなのだ。

 
 
 
:
老化予防の観点からすると、体を酷使せずに頭を使っ
 
ているほうがよさそうだ。日本人全体で見ると、農業
 
中心の国だったころと比べて、ホワイトカラーの国に
 
なってからのほうがはるかに長寿になっているし、外
 
見も若返っているのである。
 
 
俗説では体を動かしていると健康的で長生きできると
 
信じられているけれど、違っている可能性も高い。
 
少なくとも老化学説的には違う。日光さんさんの屋外
 
で紫外線を浴びてスポーツをするのは、先述の消耗説
 
でもフリーラジカル説でも体に悪い。その種の常識の
 
嘘から脱却して、素直にものごとを判断することが必
 
要だと思う。

 
 
 
:
漢方医学の考え方だと、食事を摂らない、摂れないこ
 
とがもっとも注意しなければならないことらしい。幸
 
福な体験は免疫機能を上げるし、感情の老化も予防す
 
る。うつにもなりにくい。栄養面もさることながら精
 
神医学の意味からも、食べることを断じて軽視しては
 
いけない。歳を取っても、文字通りに「口福」を堪能
 
したいものである。
 


 
私が作家、文化人の世界を見る限り、グルメの人は若
 
々しくて年齢を重ねても活躍されている人が多いのだ。
 
がまん型の生活をしていると食事も簡素になりがちだ。
 
食事に興味を失い、ないがしろにしていると肉体的に
 
も精神的にも人間を老化させてしまう。真面目すぎる
 
日本人の場合、空腹、痛みから性欲までがまんは美徳
 
であり、歳相応に健康的と思われているようだが、こ
 
れは迷信と言っていい。
 
 
節制と食事をおろそかにすることは違う。メタボ対策
 
は誤った努力を誘いがちなので、あえて注意を呼びか
 
けたい。

 
 
 


 
:
日本人は昔に比べ若返ったというのが大方の見方であ
 
る。たとえば、読者の理想が盛り込まれたキャラクタ
 
ーとはいえ、現代の中高年は磯野波平よりも島耕作に
 
近いのではないだろうか。
 
 
昔と比べていまの日本人のほうが若いとすれば、いま
 
の日本人の食生活のほうがアンチエイジングだという
 
ことになる。
 
つまり日本人の平均寿命が延びた過程は、肉を食べる
 
量が増えていった過程と確実に重なる。食卓に肉が増
 
えていくプロセスにおいて、植物性タンパク質や魚を
 
減らすわけでもなかったから、期せずして世界でもま
 
れに見るバランスのいい食卓を実現したのである。
 
 
くりかえすが、歳を取っても、文字通りに「口福」を
 
堪能したいものである。


 
 
 
 
 
 OK OK OK OK OK 
 
 
では、私なりに四行読書日記にまとめてみます。
 


 
 
「がまん」するから老化する
 
和田秀樹
 
PHP新書


 
 
1.(事実)一番印象に残ったものは何ですか?
 
 
歳を取っても、文字通りに「口福」を堪能したいもの
 
である。

 
 
注)一番印象に残ったことやアンテナに触れた事実を
一つ選んで書く。

 
 
 
2. (発見)直感的に思ったことは何ですか?
 
 
がまん型の生活は「口福」とは対極的であり、避けた
 
ほうが心身ともに幸せになれる。

 
 
注)事実から得られた発見や感想などを書く。

 
 
 
3. (教訓)学んだことをひと言でいうと何ですか?
 
 
常識の嘘からの脱却
 
 
注)学んだことを一般化、抽象化して書く。

 
 
 
4. (宣言)その学びを活かしてどうありたいですか?
 
 
私はいわゆる常識にとらわれず、素直にものごとを判断
 
しています。 
 
 
注)「こうありたい」という姿を描き、そうなれて
いる自分を想像して現在進行形で書く。

 
 
 
 
ではでは。








「肩の荷」をおろして生きる
 
上田紀行
 
PHP新書




目次


序  なぜ「肩の荷」をおろせないのか
 
第1章「自分」という重荷
 
第2章「豊かさ」という重荷
 
第3章「親子」という重荷
 
第4章「恋愛」という重荷
 
第5章「成熟」という重荷
 
終 章「肩の荷」をおろす生き方



 
本書の構成は上記のとおりですが、ここから一部抜粋
 
してまとめてみました。。




いまは「自己決定」などといって何でも個人の意志の

問題に矮小化して割り切ることが多いわけですが、セ

ルフイメージをめぐる自我のメカニズムという問題を

見過ごして、すべてを自分の力で引き受けなければな

らないと考えると、多くの人がいろんな苦しみを背負

うことになるのではないでしょうか。






セルフイメージを書き換えるとなると、やはり人の視

線や力が必要になるのだと思います。役者は自分一人

では、技の鍛錬はできても身を投げ打って変身するこ

とはできません。普段は人に見られているから変わる

ことができないのに、舞台では逆に見られていなけれ

ば変身できないのです。

 
この逆説には、いくら強調してもし足りないような面

白さがあると思います。







社会全体として支えるべき責務を果たさずに、個人に

責任を押しつけるあり方は、仏教用語でいえば「縁起」

を理解していないということです。仏教の核心にある

のは、すべてのものは関係の中にあり、単独で存在す

るものは一つもないという「縁起」の思想です。


言い換えればすべては「空」ということになるわけで

すが、すべては関係によって生じ、関係によって変化

していくのだから、何ものからも独立した不変の実体

などないのだという意味で、「空」であるわけですね。


何かが起こった時に「悪者」を見つけ出し、それを批

判し、排除して溜飲を下げる。そのことによって、そ

れを生み出した社会システムは温存され、次々と同じ

ような事件が起きていく。こんな不毛な構図からは早

く脱却しなければいけないと思います。 
 
 
物事は関係が生み出すという「縁起」の思想は、実は
 
システム論的 な思想でもあるわけで、今日の日本の
 
ように、すべての人間が社会システムによって重い 

 
肩の荷を背負わされ、そこから悪や暴力が生じてい
 
る状況に、ものすごくフイットするものであるわけです。

 
 
 
 

この世界のどこかには、ほんとうにやりたいことをや
 
つている自分を受け入れてくれる場所もあると思える
 
ならば、そして万が一失敗してどん底に落ちても、そ
 
んな自分を支えてくれる人がいると思えるならば、そ
 
こに自由な行動の可能性が生まれてきます。
 
 
いまここで肩の荷をおろす勇気が湧いてきて、人の目
 
にびくびくするのではなく、自分らしく生きたり、チャレ
 
ンジしながら生きていくことができるようになるのです。
 
 
まさに「支え」の感覚が私たちに「自由」を与えるので
 
す。
 
 
この「支え」と「自由」を実感できる社会を創りあげてい
 
くことこそが、日本社会が目指すべき方向性であるよ
 
うに私には思えます。
 
 
それは、過去のよいところを生かしながら、問題点は
 
きちんと正して、社会と意識を再構築することです。

 
                             (了)
 
 
 
 OK  OK  OK  OK  OK
 


 
 
では、ここで私なりに四行読書日記でまとめます。

 
 
 
「肩の荷」をおろして生きる
 
上田紀行
 
PHP新書


 
1.(事実)一番印象に残ったものは何ですか?

 
 
すべてを自分の力で引き受けなければならないと考え
 
ると、多くの人がいろんな苦しみを背負うことになる。

 
 
注)一番印象に残ったことやアンテナに触れた事実を
一つ選んで書く。

 
 
 

2. (発見)直感的に思ったことは何ですか?

 
 
物事は関係が生み出すにもかかわらず、往々にして、
 
何かが起こった時に「悪者」を見つけ出し、それを批
 
判し、排除して溜飲を下げる。そのことによって、そ
 
れを生み出した社会システムは温存され、次々と同じ
 
ような事件が起きていく…というくだりは、日々起こ
 
っている現実に目を向けさせてくれた。

 
 
注)事実から得られた発見や感想などを書く。

 
 
 

3. (教訓)学んだことをひと言でいうと何ですか?

 
 
縁起(物事は関係が生み出す。)

 
 
注)学んだことを一般化、抽象化して書く。

 
 
 
4. (宣言)その学びを活かしてどうありたいですか?

 
 
私は「この世界には支えがある」というメッセージを
 
発信しています。

 
 
注)「こうありたい」という姿を描き、そうなれて
 
いる自分を想像して現在進行形で書く。



 
 
 

 

ではでは。






若者のSNS疲れが話題になる近頃ですね。


こんな時には、「SNS的仕事術」で、SNSの

 
真価を活用してみてはいかがでしょうか。
 

本書は10年前ですから2008年のFB登場前、

 
mixiの天下の時代の出版ですが、まるでFB

 
でのつながりを予見したような気がします。

 
片時もスマホなどが手放せない中で、SNS

 
を活用した仕事のキモを示していますので、

 
抜粋をお示ししますね。


ダウン  ダウン  ダウン



SNS的仕事術




ソーシャル・ネットワーキングで

働き方を変える!

 
鶴野充茂

 
ソフトバンタ新書016




・・・・・・

◆SNSでは人が自然にスクリーニング

される
 
 
仕事を進める過程で、人が自然に「スクリー

 
ニング(選別)」されていくことです。

 
直接的な関係か、誰かの紹介をベースに成

 
り立っている仕組みのために、「この人が適

 
しているのではないか」と考える間に、ふさわ

 
しいと思われる人だけが残っていき、それ以

 
外の人は候補から外れていく、ということです。
 

少なくとも、誰かが「候補になる」と判断して

 
紹介してくれるわけですから、かなり精度の

 
高い候補者が挙がってきます。


 
 
 

◆メディア化する個人
 
 
「メディア」にはさまざまな定義がありますが、

 
ここでは、認知・価値・信頼がセットになって

 
いる情報媒体といえます。


 
*必要な情報は社外の「知り合い」が持って

いる
 
 
コミュニケーション手段の発達によって、わ

 
れわれは「自分で調べる・考える」よ′りも

 
「詳しそうな人に聞く」ことを優先するように

 
なってきています。
 
少なくとも「知り合い」からスタートしていけ

 
ば、必要な情報や人にたどり着くことはで

 
きるのです。皆どこかでつながっているわ

 
けですから。

 
 
 
*社会的少数派は決して弱者ではない
 
 
たとえ社会的少数派でも、情報発信し、社

 
会でつながりを構築していくことでその存

 
在を認知され、場合によっては影響力を

 
持つようになります。そして、手軽に情報

 
発信したり、つながりを構築していくツール

 
が身の回りにどんどん増えています。
 
社会の変化をチャンスとして生かせる人は、

 
どんな小さなことからでも自分からアクショ

 
ンを起こせる人です。

 
共感者が少しでも現れればそのアクション

 
は確実に広がっていく。

 
初めの小さな一歩を踏み出せるかどうか

 
が大きな差につながるのです。


 
 
 

◆自分のテーマを選ぶ
 
 
情報発信の流れは理解できたものの、そも

 
そも自分のテーマなんて簡単に決められな

 
い、という人もいるでしょう。
 
そんなときには次のような視点を参考に、

 
自分のキーワードを探してみることをお勧

 
めします。

 
 
・人より群しいこと
 
Q今までに多くの時間やお全をかけてきたことははてなマーク

 
 
 
・人より得意なこと
 
Q周りの人があなたにアドバイスや協力を求めてくることははてなマーク

 
 
 
・好きなこと

 
Qずっとそのことを考え続けても飽きないこと
はてなマーク

 
 
  
・気になること

 
Qやったことがなくても詳しくしくなりたいことはてなマーク

 
 
 
・その分野の専門家に見られたいこと

 
Qこのテーマといえばあなたと思われたいこ
とははてなマーク

 
 
 
・すでにたくさん集めているもの

 
(本棚を見る、ブラウザのブックマークを見る、

 
名刺フォルダを見る)
 
Q知らず知らずのうちにたくさん集まっているものははてなマーク

 
 
 
このような視点から複数の選択肢が洗い出せた

 
ら、その候補から、

 
「そのキーワードを追っている人がほかにあまり

 
いない」

 
「すでにでき上がった分野ではない」

 
ということをポイントに考えて絞り込んでいきます。

 
その方が反応を得やすいからです。

 
 
まずは自分が「これだ」と思ったものを極めて、

 
それから周辺領域まで広げていけば、広がり

 
はいずれ持てます。
 
 
「私って、変人だろうか?」と思わずに、まずは

 
始めてみる。それがどれだけ受けるかは、やっ

 
てみないとわかりません。それも楽しいもので

 
す。

 
「え?そんなことやっているの?」と驚かれるく

 
らいの方が、ロコミで広がりやすく、また新たな

 
出会いも起こりやすくなります。
 
 
自分が気になるキーワードというのは、何らか

 
の形で自分にかかわりのある存在です。最初

 
は思い付かなくても、日ごろから意識して探し

 
ていくことで自分のキーワードは必ず見つかり

 
ます。


 
SNS的仕事術を実践する人たちから一例を

 
あげると、「語ることで人と情報を集める起業 

 
家」鶴岡秀子さんの場合は、
 
・どこに行っても自分のキーワードを口にする
 
・何をやろうとしているか、どこまでやってきた

 
かを語る…
 

という具合です。


 
 

 
◆SNS的仕事術をスタイルとして続けるには

 
 
とにかく、しんどいやり方は続きません。無理

 
をしないことです。
 
そのうえで意識したいことは、周りにいる人た

 
ちにメリットを与え続けるということです。
 
協力してくれる仲間たちと一緒に成長していく

 
ことが自分の楽しみにもなり、そうすることで

 
周りの人たちからの協力も得やすくなります。


仲間をどんどん増やしましょう。自分の名前

 
で仕事をしようという気概のある仲間を持つ

 
と、勇気がわいてきます。
 
さらに、人との出会いを楽しみましょう。新し

 
い人は新しい情報を持っています。耳を澄 
 
まして相手の話を聞きましょう。何か新しい
 
ことが始まるかもしれません。

 
また、楽しんでいる自分の状態を自党しま

 
しょう。
 
 
「情報の情は心であり、報は内容を伝える

 
の意」だと。つまり、情報発信とは、自分の

  
心が伝わるように発信することなのです。
 
まず心がなければ何も伝わりません。ぜひ、

 
気持ちよい関係作りを心がけつつ、発信を

 
続けていただきたいと思います。

 

 
*SNS的に働く人の未来
 
 
自分一人の頭で考えるのではなく、自分

 
が最も得意なことに特化し、その他の分

 
野はそれが得意な人と協力することで全

 

体としてクオリティの高いものに仕上げる。

 
こうして新しいものを生み出し続け、発信

 
し続けることで日の前の道がどんどん開

 
けます。
 
さあ、あなたも新しい働き方の扉を開きま

 
せんか?


 
 
OK OK OK OK OK 
 
 
 
以上を私なりに、四行読書日記
まとめてみます。



 
 
SNS的仕事術
 
ソーシャル・ネットワーキングで働き方を変える!
 
鶴野充茂
 
ソフトバンタ新書016


 
1.(事実)Q一番印象に残ったものは何ですかはてなマーク
 
 
自分のテーマを選ぶ

 
 
注)一番印象に残ったことやアンテナに触れ

た事実を一つ選んで書く。


 
 
2. (発見)Q直感的に思ったことは何ですかはてなマーク
 
 
SNS的仕事術で自分や周りを幸せにする

 
働き方ができる。
 
(目的や目標に向かっていくプランは、往々

にしてTODOリストのオンパレードになって

しまう恐れがある。一方、自分のテーマを決
めてSNS的仕事術を実践することで、自分

や周りを幸せにする働き方ができる。)

 
 
注)事実から得られた発見や感想などを書く。


 
 
3. (教訓)Q学んだことをひと言でいうと何ですかはてなマーク
 
 
コラボレーション
 
 
注)学んだことを一般化、抽象化して書く。


 
 
4. (宣言)Qその学びを活かしてどうありたいですかはてなマーク

 
 
私は自分が最も得意なことに特化し、その他

 
の分野はコラボレーションしているので、目の

 
前の道がどんどん開いています。

 
 
注)「こうありたい」という姿を描き、そうなれて
いる自分を想像して現在進行形で書く。
 
 
 
 
 
ではでは。




 
貝と羊の中国人
 
加藤徹
 
新潮新書

 


 
 
本書は10年前、2006年の出版です。その後の
 
中国経済の凋落、習近平主席の強権化など当時とは
 
事情が大いに異なります。
 
ちなみに、「石平のChainaWatch」3月24日版では、
 
“「習近平氏よりも格上の実力者が浮上してきた 
 
頓挫した「独裁者」への道” なる記事も登場して
 
います。
 
しかし、中国人の民族性には、全く影響がないと思わ
 
れます。

 
・・・・・・ 
 
では、本書の概要はつぎのとおりです。

:

 
◆「貝」と「羊」の使い分け
 
現代中国人は、太古の二つの先祖から、ホンネとしての
 
貝の文化と、タテマエとしての羊の文化の、両方を受け
 
継いでいる。異質の二つの性向が、どちらも彼らの血肉
 
となっている。ここに中国人の強みがある。
 


 
華僑の商才に象徴される中国人の現実主義は、「貝」で
 
ある。儒教や共産主義に象徴される中国人の熱烈なイデオ
 
ロギー性は、「羊」である。

 


 
 

◆大づかみ式合理主義
 
中国の農民は、今日に至るまで、毛沢東をカリスマとして
 
崇めつづけている。その理由は、ただ毛沢東だけが、農民
 
にもわかる言葉で、マルクス主義の本質を、大づかみで語
 
ったからである。
 
中国における大づかみ式合理主義の威力とは、これほどの
 
ものなのだ。
 
 
日本人は、ある面で、西洋人以上に分析的である。しかし、
 
日本人が中国人を説得しようと思ったら、ずばり中心部だ
 
けを指摘して、周辺部は捨象する、という大づかみ式合理
 
主義を駆使することも、時には必要となる。

 
 
 

◆万里の長城は復活するか


 
過去、中国は、日本を仮想敵とする軍事同盟を、ロシアと
 
二回、結んだことがある。
 
しかし1896年の清露秘密協定も、1950年の中ソ友
 
好同盟相互援助条約も、両国の関係悪化により、有効期限
 
が切れる前に死文化した。
 
国境線を接する大国どうしは、関係が難しい。現在の中口
 
国境、特に沿海州については、中国人の心情は、今日でも、
 
釈然としないものがある。
 
いずれにせよ、日中友好の未来は、日本の態度だけでは決
 
まるものではない。
 
・もし、ロシアが軍事的脅威として復活したら。
 
・もし、朝鮮半島が統一に成功して、高句麗の旧領土の割
譲を中国に要求したら。
 
・もし、インドと中国の国境問題が再燃したら――。
 
そのどれか一つが実現しただけでも、日中関係は、劇的に
 

好転するであろう。
 
日中関係は、常に、中国と周辺国との関係のなかで、見て
 
ゆく必要がある。

 
 
 

◆ホンネとタテマエの使い分け
 
日本人が中国人とつきあうとき、中国の民主主義が未成熟
 
であること、特に、中国社会には言論の自由がないこと
 
を、常に思いやるべきである。

 
大事なことは、中国人の長所と短所の両方を、歴史や社会
 
 
の深層にまで踏み込み、冷静に見つめることだろう。と同
 
時に、日本は、中国の民衆に対して、積極的なホワイト・
 
プロパガンダを行い、自分たちの真実の姿を知らせる努力
 
をするべきだ。
 
中国人の民族性は、日本人とは、かなり異質である。だか
 
らこそ、互いの長所を生かしあえる可能性もある。


 
 

 
 
 
    OK OK OK OK OK
 
ここで、私なりの視点で四行読書日記にまとめてみます。

 


 
貝と羊の中国人
 
加藤徹
 
新潮新書
 
 
 
1.(事実)一番印象に残ったものは何ですか?
 
 
万里の長城は復活するかで、「日中関係は、常に、中国と
 
周辺国との関係のなかで見てゆく必要がある」ということ。

 
 
注)一番印象に残ったことやアンテナに触れた事実を
一つ選んで書く。

 
 
 
2. (発見)直感的に思ったことは何ですか?
 
 
日中友好の未来は、日本の態度だけでは決まるものではない
 
ので、地政学的な観点から、他国をプッシュする必要がある
 
だろう。
 
 
注)事実から得られた発見や感想などを書く。

 
 
 
3. (教訓)学んだことをひと言でいうと何ですか?
 
関係性
 
注)学んだことを一般化、抽象化して書く。

 
 
 
4. (宣言)その学びを活かしてどうありたいですか?
 
 
私はバーチャル(関係性)からリアル(関係)への転換に
 
移行しつつあります。


 
注)「こうありたい」という姿を描き、そうなれて
いる自分を想像して現在進行形で書く。


 

ではでは。




速読家の知識は、単なる脂肪である。それは何

の役にも立たず、無駄に頭の回転を鈍くしてい

るだけの贅肉である。


~という挑戦的な言葉を投げかける著者のお勧め

は、スロー・リーディング(遅読)です。


果たして、どんな結末になるでしょうか。





本の読み方

スロ―・リーディングの実践

平野啓一郎

PHP新書





目次の概要は次のとおりです。


序――本はどう読めばいいのか?


第1部 量から質への転換を

―― スロー・リーディング基礎編


第2部 魅力的な「誤読」のすすめ

――スローリーディングテクニック編


第3部 古今のテクストを読む

――スロー・リーディング実践編





◆周囲に流されない、自分らしい読書をするには、

量から質への転換で言葉を深く理解する技術が

必要である。

これを スロー・リーディングという。


 


◆スロー・リーディングは言葉を深く理解する技術

であるから、相手の主張を正確に理解するクセを

つけておけば、社会に出て人と議論しなければな

らない状況に置かれても、冷静な対処ができる。


たとえば、スマートな議論をするためには、「相

手の意見←理解←しかし、否定←自説の展開」と

いう形式が一番効果的だ。反論が出ることを予想

して、「確かに、こういう見方もあるでしょうが、

しかし、」と先手を打っておくのも手だ。


また、相手から反論されたときに、一旦それに理

解を示し、「よく分かります。実際そうだと思い

ますが、ただ、この場合は」というような形式を

踏まえれば、相手の自尊心も傷っけず、議論の成

り行きを対人関係にまで影響させる心配もない。







◆文章のうまい人とヘタな人との違いは、ボキャブラ

リーの多さというより、助詞、助動詞の使い方にか

かっている。


速読の一番の問題点は、名詞や動詞を拾うことに注

意を奪われて、この助詞、助動詞を疎かにしてしま

うことだ。








◆結論的には、速読とは「明日のための読書」である。

それに対して、スロー・リーディングは、「5年後、

10年後のための読書」である。

ちなみに、本を読む喜びの一つは、他者と出会うこ

とである。自分と異なる意見に耳を傾け、自分の考

えをより柔軟にする。

そのためには、一方で自由な「誤読」を楽しみつつ、

他方で「作者の意図」を考えるという作業を、同時

に行わなければならない。

これが、スロー・リーディングの極意である。

一冊の本をじっくりと時間をかけて読めば、実は、

10冊分、20冊分の本を読んだのと同じ手応えが

得られるのだ。


 
・・・・・・








では四行読書日記で私なりにまとめてみます。



本の読み方

スロ―・リーディングの実践

平野啓一郎

PHP新書





Q1.(事実)一番印象に残ったものは何ですか? 


積読本に囲まれて幸せな気分の自分にとって、「量

の読書は、もう終わりにしたい。これからは、自分

にとつて大切な本を大切に読む読書をこそ心がけよ

う」という著者のことばは一考に値する。


注)一番印象に残ったことやアンテナに触れた
事実を一つ選んで書く。




Q2. (発見)直感的に思ったことは何ですか?  


小説や難解書はスロー・リーディングが向いている

が、一般書は速読により、エッセンスをマインドマ

ップドマップで記録するなどして記憶に留めると良

いだろう。



注)事実から得られた発見や感想などを書く。





Q3. (教訓)学んだことをひと言でいうと何ですか?


周囲に流されない自分らしい読書をするには、遅読

と速読のバランスが肝要である。



注)学んだことを一般化、抽象化して書く。
 




Q4. (宣言)その学びを活かしてどうありたいですか?


私は、スローリーディングした本を、時折再読して

我が物としています。



注)「こうありたい」という姿を描き、そうなれている
自分を想像して現在進行形で書く。




ではでは。