ドイツの脱原発がよくわかる本 | 「埋蔵能力」深ボリストが、あなたの真の才能を発掘します!

ドイツの脱原発がよくわかる本
 
~日本が見習ってはいけない理由~
 
(川口マーロン恵美)  草思社






*ドイツの脱原発は、完全に政治的な視点から決められた。
 
原発をやめるのはいいが、代替エネルギーにスムーズに移行
 
できなくては、脱原発は失敗する。

 
「今、議論すべきことは、脱原発の時期や数ではなく、脱原
 
発後に果たしてどうやって電力を供給するかである」。
 

2000年には50メガワット以上の1000基の発電施設がドイツの
 
発電量の90%を賄っていたが、2020年には300万基の発電施設
 
が発電量の50%を賄うことになる」。
 
要するに、再エネの設備利用率は壊滅的に悪いということだ。
 

今のドイツは、必要量の何倍もの電気を作れる設備容量を抱えた
 
国になる道を歩んでいるということになる。

 


 
 

*再エネ電気だけでなく火力発電にも補助金が必要になる
 
電力会社を倒産させるわけにはいかず、しわ取り(全体の発電
 
量や電気の質を安定させなければならない。そのバックアップ
 
調整の作業)
のためには、早晩、火力にも補助金を出さなけれ
 
ばならなくなるだろう。つまりドイツは、再エネと火力の両方に
 
補助金を注ぎ込むことになるわけで、その挙句、電気代がさらに
 
上がり、国民としてはまったく割が合わなくなる。
 
 
*2014年FITをやめてDMに移行
 
固定価格買い上げ制度からダイレクト・マーケティング方式へ
 
発電事業者が作った電気を自分で卸市場に売らなければならない。
 
買い取り保証なしで3か月ごとの賦課金制度の上乗せ。

 
 
 
 
 
*ドイツ人の特徴
 
倫理への希求、自然への憧れ、ロマンチックな精神構造、そして
 
抜きがたい恐怖心、その一方で、現実的で明晰な頭脳。ドイツ人は
 
複雑だ。ときにそれらがぶつかって、不協和音が鳴り出す。不協
 
和音が高まると、パニックが起こる。
 
福島第一原発の事故のあと、そのパニックが起こった。
 
その結果が脱原発だった。当初2020年までだったが政権与党の
 
構成が変わり、2040年まで伸びた。

 
 
 

*ドイツを真似れば必ず命取りになるビックリマーク

 
理由1電力を融通し合える隣国がない
 
理由2日本には自前の資源がない
 
地勢と褐炭資源を利して何とか進むドイツは壮大な実験をしている。
 

日本では、(ようやく再稼働が始まったが)脱原発を急いではいけ
 
ない。長いスパンで、計画的にやらなければならない。
 
これが、我々がドイツの脱原発から学ぶ一番大事なことだ。


 


 
 
 
 
では、四行読書日記でまとめます。



 
 
 
ドイツの脱原発がよくわかる本
 
~日本が見習ってはいけない理由~
 
(川口マーロン恵美) 草思社
 
 
1事実
 
ドイツは福島第一原発の事故のあと、抜きがたい恐怖心でパニックが
 
起こった。それが2020年の脱原発だ。その後2040年までの稼働が保証
 
されたが、国を挙げての壮大な実験が続いている。

 
 
 
2発見
 
島国の日本は、ドイツを真似れば必ず命取りになる!

 
 
 
3教訓
 
急いては事を仕損ずる

 
 
 
4宣言
 
私は、拙速をしないよう心がけています。

 
 
 
 
ではでは