友だちからの電話で
そういえば、ひろみちゃんの
お母さんの命日っていつだっけ?今度行きたいと思って…
と、言う。

えっーと、あれ?
明日じゃん!って気が付いて
我ながら 薄情な娘です。
すっかり 忘れていた。

でも、友だちからの発言。
タイムリーすぎ。

16年も経つんだ…
当時は悲しくて 月のものも止まってしまうくらいだったのに。

最近だとお墓参りにも行かなくなっていた。
もう、そこにも居ない気がして。


母が亡くなる頃
千の風になって、という歌が流行っていて
母もこの曲が好きって言っていたっけ。

わたしのお墓の前で泣かないでください
そこに わたしはいません
…千の風になってあの大きな空をふきわたっています…

と、言う訳で
翌日、友だちと一緒に
母のお墓参りに行って来ました。

友だちの事も母は大切に思ってくれていて
友だちも優しく接してくれていた。
何にせよ
友だちのおかげで命日に気が付いて母の好きな きんつばもお供えして来た。

穏やかなポカポカ陽気に
そっと優しく吹く風に
母を思った。