「海に行きたいの」
「足だけでもいいからチャプチャプしたいの」
と、アラカンおばさんは
同じく 初老の夫に告げた。
海にテンションが上がらない夫ですが
快く「いいよ」
いつも 私の願いを叶えてくれてありがとう。
最近、海に行きたいな、と
ふと 立ちのぼった思い。
幼い頃、祖父母のところへ
よく 行っていて
そこは海が目の前
山がすぐ後ろ。
絶対に海辺には一人で行っちゃ
ダメだよ、
と言われていたけど
こっそり 冒険して
言いつけは守らない幼い頃の私でした。
近くの海はキラキラしていて
私の目も さぞかし キラキラしてそれを、眺めていたのでしょう。
海が大好きでした。
海無し県によりにもよって
住むようになって
余計に 時折 海が恋しくなるのかな
そこで なるべく近いところ、
私が独身時代に住んでいた
千葉へ。
当時、一人になりたい時
いつも 稲毛海浜公園に行ったものだった。
そんな思い出の場所でもある。
高速に乗って1時間ちょっとで
もう、そこは、
千葉のそこ。