母の日には
義母を誘いお寿司をご馳走する事にしました。

義務的なこと、心が置いてきぼりになることは
もう、頑張ってやらないようにしています。

でも、ショッピングモールなど
プラプラほっつき歩いていると
やたら目に止まる。
母の日イベント的なやつ

母が生きている時に
もっと 親孝行してあげれば良かったな、なんてふと、思う。

夫の母、そう、義母は
元気はつらつで 
私より長生きすると思うほど。
80代半ばの義母。
歳の順ではないですからね。


義母のことは
正直、好きになれないんだけど
尊重したい気持ちもある。
そんな自分の反応に素直になってみることにした。
やたら、目につく「母の日」に。

そんな提案を夫にすると
勿論、喜んでくれる。


夫の大切な人だものね。


実は義母に会う度に
夫のことが 嫌になる。
夫は義母や義理の兄の言いなりで 過去の記憶の色々な場面に、私の怒りやら 悲しいやらの感情が消化されずにある。


でも、毎回、そんな思いを
リセットして 向かい合おう、といった心構えではいる。

そして、毎回 凹むことになるのも事実で

今まで 何とか歩み寄ろうと努力してきて もう、無理…ってなった時
もう、いいよ、って自分を
許すことにしました。

そんな訳で 自分守りの為にも
避けていたけれど

義母の喜んでくれそうなことを
考えて 義母のお気に入りのお店へ誘った。

夫と三人、夫を間に挟んで
カウンター席。

美味しいお寿司に満足…してもらえたら良かったんですけど。


そこのお寿司屋さんへは
義母の友人が時折 誘ってくれてご馳走になるの、と聞いていたから

最近も行ってるの?と聞くと
その友人から しばらく
連絡が無いから行ってない、と言う。
そして、
「亡くなっちゃったのかしらね、それとも
老人ホームにでも入ったのかしら?」
あっけらかんと言った。
義母の年代では
連絡が無い、は自ずとそういうことになるってことなのか…

それにしても
さらっと そう言う義母に

人の生き死ににすら もう季節が流れるかの如く自然のこととして
受け入れるようになるものなの?

それとも、冷たい人なの?

気にはならないの?

私の義母に対しての色眼鏡が作動し始めたので
まあ、いいっか、と区切りをつけた。
母の日イベントに因んで
今日は義母を尊重したい、と思った日だったし。

義母は登山が趣味で
流石に最近ではドクターストップがかかってるとのこと。

何故か、最近 登山する女子の
YouTubeにハマっていて
義母とはそんな話しで
盛り上がった。
義母の元気は登山で鍛えた足腰の強さだねー、と言いながら。

健康寿命が長いということに
尊敬の念が湧く。

ちなみに、私は
自宅の階段を降りることを
下山してきた、と言って
なんちゃって遊びをしています。

登山は 一番、性に合わないと思っているんだけど、

MARIAさんのYouTube見ていて
魅了されている。

義母の顔の刻み込まれた深い
シワに、

山と谷を感じ 山の大自然とリンクして
敬意も湧いた。

そんな母の日だった。