次男の引っ越しも終えて10日ほど経ちました。

夫婦二人だけの生活になりました。
最初の2、3日は息子の部屋に、ついこの間までの息子の様子を振り返っては
寂しさで胸がいっぱいになって
子育ての時期は
思いの外、あっという間だったのかな、と色々な思いが
よぎります。


夫と長男が京都に行っている頃
私は次男の家電の買い物に付き合っていました。
 次男の買い物はいつでも
速攻で終わります。
これ、とこれにする、
秒で即決。

えっ?ホントにそれでいいの?
私は あれこれ 選びたいのに。

でも、本人が決めることには
そっと 口をつぐむ。

長女との家電選びの時には
いろいろ リサーチしてからの買い物だった。

次男はとにかく 面倒くさがりなのだ。
とっとと、早く買い物を済ませたい、そんな感じだ。

これからの一人暮らしに
親としては 心配が山盛りなのだが、もう、なるようになるさ精神で見守るだけ。


脱いだら脱ぎっぱなしのスーツとか シワシワで
会社に行かれては 嫌だなとか
偏った食生活になるだろうな、とかキリが無く、不安がよぎる。
自分だって、息子と同じ頃
家を出て 何とかなって
今があるのに。


息子がいつも帰って来る時間
間違えて こっちに帰って来たりして!なんて言いながら
半ば 本気で そんなことを願ってしまう自分。

サッカー、野球とクラブチームに入っていた次男の
お茶当番とか役員と車出しとか
それは いろいろと面倒なことが山盛りで
当時は仕事もしながらで
上には長男長女も居て 
仕事、家事、3人の学校行事やら何やらで 目まぐるしい日々に
時に うんざりもした。

それが もう 今では
夫と二人の生活に。
そう、あの時 こんな日がくるのはずーっと先の事と思っていた。
肩の荷が降りたように思うのに
しばらく 心にぽっかり
穴が空いたみたいで
末っ子の独り立ちに喜びもありながら この複雑な気持ちに
以外と苦しんだ。

親になってわかることがある、と私も母に言われた。

こういう事だったのかな?


私は母に沢山の心配をかけてきたな、と改めて 感じたけれど
心底、それを感じた時
その母はもう居なくて。

ありがとう、を母に。
そして
独り立ちしていった子どもたちへ。