薪小屋造り♪ 原村 | 建築仙人の八ヶ岳活動日誌♪(原村、茅野市、富士見町、北杜市辺りが活動範囲)

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好きなのは自給自足ですが結婚したのでそれもままなりません。
新(?)妻とニャンコ×3との生活についてと、建築仙人としてリゾートメンテナンス(大工工事、ウッドデッキ工事、塗装工事、キツツキ対策、サッシ入れ替えetc)をする日々のブログです。

以前、草刈り(やぶ刈り?)をさせて頂いたお客様より、薪小屋のご相談をいただきました。

 

話をお伺いすると、イメージされてたのが

Jマート富士見店で見たキットの薪小屋。

 

こういうイメージで、

・地面に砂利を敷いて

・壁も作って

・棚も設置して

・草刈り機などを入れる物置を併設して

・物置の扉も開閉式

etc

というご希望でした。

 

そこで先ずは基礎工事にはいります。

 

ホームセンターのキットの様に

ただ据え置くだけ

なら話しは簡単なのですが、

 

寒冷地の別荘地に設置なので、やはり

ある程度掘って、

砕石を入れて、

コンクリートを巻いた方が安心です。

 

そこで木の根だらけの地面を掘り返し↓

 

床均しの砕石を入れて↓

 

高さを調整しながらコンクリートの束石を据え付けていきます↓

 

そして砕石で埋め戻して均して基礎の設置完了!↓

 

基礎工事が終わったので、今度は本体の工事です。

 

あらかじめ、ホゾとホゾ穴を刻んでおいた木材を一気に組み上げます↓

 

今回は、(Jマート富士見店さんのキットの様に)2×4ではなく、日本の在来工法の建て方で行わせていただきました。

 

2×4でも日本の在来工法でもキチンと造れば強度に大差はありません。

ただ在来工法の方が

木と木のつなぎ(仕口・継手・ホゾ差し)を刻む

のが少々手間ですが、金物を使わなくても強度が出ます。

 

今回は薪小屋なので、

金物を使うよりホゾで組んだ方が薪小屋が長持ちするかな

と思い、ホゾ差しにしてみました。

 

2×4も”正しく金物を使えば”強度が出ますが、

普通にビスで留めただけならそれなりですしね~。

 

 

話を元に戻して続きです。

 

木部にしっかりステイン系の塗料で塗装をして↓

 

ポリカ波板で屋根を葺きます↓

 

壁を作りますが、薪小屋なので

ある程度は風が通るようにした方が薪が乾きます。

 

そこで隙間を空けながら板張りをします↓

 

薪小屋の中間に棚板が無い場合、

いったん薪を積んでしまうと

下敷きになった薪はなかなか取り出せません。

 

ひと冬で全部使いきれる方は

それでも良いのですが、

週末だけの別荘使いではなかなかそこまで使いきれません。

 

そこで棚板を設置します。

 

棚板を付けておけば

上の段と下の段と分けて使えるので、

古い薪を取り出しやすいのです。

 

という訳で棚板設置↓

 

さらに、

草刈り機他を入れるのに物置を

というご希望でしたので物置をつくります。↓

 

もちろん物置部には雨が入らないように覆う必要があるので、ポリカ波板で覆います。

 

そしてこんな感じで完成↓

 

これを造ったのは秋口でした。

 

今ごろは薪を満載で、

薪ストーブで暖をとるのにお役になっていてくれるとイイな

と思います。

 

ではまた~♪

 

 

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