列島が二つに折れた2011年3月11日。
鴨長明(かものちょうめい)の方丈記(ほうじょうき)にもあるように、日本の歴史は災害からの復旧・復興でもあります。
つい最近のことなのに、風化が進む災害を振り返ってみます。

 

1995年1月17日。
阪神淡路大震災。
6434人の方が犠牲になりました。
友人が震源地近くに住んでいましたが、人生で初めて怖いと感じたと言ってました。

今は、東京に転勤になってます。

 

 

 

2007年7月16日。
新潟県中越地震。
46人の方が犠牲になりました。
新幹線の脱線に、ショックを受けたことが鮮明です。柏崎刈羽(かしわざきかりわ)原子力発電所が爆発寸前だった。

 

 

 

2011年3月11日。
東日本大震災。
15893人が犠牲に、そして今も2554人が行方不明(2017年3月8日、現在)。

 

 

 

 

 

それに続く人災といえる福島第一原発の爆発。
原発廃炉作業員の中に被爆した方がおり、さらには犠牲者も出ているという噂はあとをたちません。
廃炉に40年といわれるが、私は、一世紀はかかると思っている。それ程の時間が経てば人々の考えも変わるのが当然で、それが一番恐い。

 

 

 

2014年8月20日。
広島市の土砂災害。
74人の方が犠牲に。関連死3人、そして今も4人が行方不明。

 

 

 

2014年9月27日
御嶽山噴火。
東日本大震災で地底に大きな変化があったと思う噴火です。

58人が犠牲に。

 

 

 

2015年9月9日から11日に渡っての豪雨。
鬼怒川の決壊。7人の方が宮城・茨城・栃木県で犠牲。

 

 

 

2016年4月14日。
熊本地震。
日本全土が地震活動期に入ったことを知らせるものでした。
204人の方が犠牲になられました。

 

 

 

九州北部豪雨。
2017年7月5日から6日にかけての豪雨。
39人が犠牲に。2人の方が今も行方不明。

 

 

 

秋田県大仙市の豪雨。
2017年7月22日から27日にかけての豪雨。
約21000世帯が避難。迅速な避難で犠牲者はゼロだった。
画像は、豪雨で冠水した大曲の花火大会の桟敷席です。関係者の徹夜の復旧工事で大会は無事開催されました。

 

 

ここまでの画像はネットからの借用です。鮮明でないものもありますが、ご勘弁ください。

 

 

今また新燃岳の噴火。さらに地球温暖化による天候不順での大雨・爆弾低気圧、大雪がもたらす恐怖が毎年にならないことを願うばかりです。

 

最初に述べた「風化」。特に、原発に風化があってはなりません。年に一度の特別番組・特集記事ですましているマスコミ。

今の姿勢では、真実を伝えることはできません。継続した取材で被災者の今を、そして災害の原因を探る姿勢を強く望む。

 

でも、私たちは負けてません。災害で亡くなった方々を思い、元気で生きることが何より大切なことです。

 

 

 

当blog記事、「私たちは、活断層の上で暮らしている」を併せて読んでいただければ幸いです。

https://ameblo.jp/good-image-story/entry-12254712187.html

 

 

 

 

だいぶ硬い話はこれくらいにします。

 

庭のプランターに植えたチューリップが芽吹き(昨日の撮影)、水仙が勇気を与えてくれます(こちらは、私が去年撮ったもの)。

 

 

思わず「花は咲く」のメロディーを口ずさみ花を愛でています。

 

 

余談ですが、東日本大震災の時、息子が気仙沼市に住んでおりました。今は、転勤で仙台市の内陸部になり、内心ホッとしております。
あの大地震、大津波があと3時間遅ければ息子は犠牲になっていたはず。

 

個人的なことで締めくくり、ピリッとせず恐縮です。

 

 

今日は電子書籍を紹介させて貰います。最初の2冊は、東日本大震災をテーマにしております。

「五分の二」は、被災地の隣県で独り暮らしの祖父。しかし、孫(小学5年・男子)のある決心に両親が驚き、もがくという展開です。

 

「何も知らない僕」は、被災地の中学校のグラウンドに建てられた仮設住宅の老婆が、中学2年生の男の子に救われるという内容。

 

「年取った順、体の弱い順に死ぬのでない」。老人施設に入所している祖母と29歳の孫(女性)が、一緒に暮らすという設定にしました。

 

僕の本では、祖父母と孫(男女それぞれに設定してます)の関わりを書いているのが特徴の一つで、それが好評の一因のようです。

 

拙著です。

五分の二¥342-

五分の二 五分の二
 
Amazon

何も知らない僕¥300-

年取った順、体の弱い順に死ぬのでない¥355-

他の1冊はテーマでご紹介しております。よろしくお願いいたします。

 

 

皆様お元気で。

 

では、また書きます。