私は小説を書くとき、必ず終わりの部分を書きます。後で書き直す、加筆するということは経験上ありません。
それに向かって、書き進むという方法です。まぁ、登山に似た手法かな。
今書いてる本では、29歳の女性と五十代前半の男のやりとりなんです。
女性の(仮にC子としましょう)母親(S子とします)と男(B男とします)は、大学生時代に同棲していたんです。しかし、B男が別の女性と男女の関係になり、B男、S子はそれぞれの道を歩むのです。
それから暫くして、S子は外国人と結婚します。
そして、生まれたのがC子です。ミックスのC子は、街を歩いていると誰もが振り返るほどの美人。それは、女優かタレントをしのぐほどである。
しかし、彼女はごくありふれた企業で毎日パソコン相手の仕事で働いてます。
30年近い月日が流れ、C子はB男と合います。つまり、かっての母の恋人と合うわけです。
そこで、C子から意外なことを知らされる。S子は、病気で死んだと言うことです。
そして、S子は死ぬ間際に、肌身離さず持っていたB男との写真を見せるのです。
C子は「B男さんはともかく、母は一途でした・。・。・。・。・」
これを、決め言葉にしてます(途中から、ぼかしていますが)。
その他、隠れたポイントの一つに、娘(C子を通じて)S子がB男と逢う、目に見えない女性の怨念を書きました。
勿論、これだけでは小説は出来ません。他にも幾つかのネタを使って書きます。
小説を書くことは、物語を作ることと思ってます。
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