やらなあかん・・・・と、思いつつ少し滞っておりました。 6月末に訪れたオーストラリアのワイナリー訪問記。




この日は6月22日。

これから真冬に向かっていく最中のタスマニア。

しかし寒いです・・・・・・

朝から、ステファノ・ルビアナ → ドメーヌAと2つのワイナリーを既に訪問し終えた後。


よくお客様から 「 旅先で、しかも仕事で沢山ワインを飲めていいですねえ!! 」 と言われます。

勿論、大好きなワインに囲まれてシアワセそのものなんですが、朝一からディナーまで、ひたすらテイスティングを続けるのは、なかなか体力勝負。

グラスに注いで頂いたワイン・全種類を全て飲み干すのはさすがに無理ですが、それでもやっぱり造り手を前にして残したワインを捨てることは出来ない。。。。。と、ついつい自分の許容量ギリギリまで頑張ってしまいます。

どれだけ大変な苦労を伴って、愛情込めて造っていらっしゃるかと思うとNO!とは言えません。



なので、ワイナリー訪問は、そんなにお酒に強くない私にとっては結構、いざ勝負!!!な感じなんです。

あ、でも、オットにとっては 「 こんな楽しい仕事は無い!! 」と、全てスイスイ飲み干していきますが。



この22日も、3件目のワイナリー訪問を前にして、私の中では結構沢山テイスティングしていたんで、少しでも早くワインが体内から抜けていくように・・・・と、願いを込めながら移動の車内では水をひたすら飲み続け。。。。。(笑)

着きました!!!!



Frogmore Creek ( フロッグモア・クリーク)


グッダイでも、こちらのピノ・ノワールは時折、グラスワインでも御用意している造り手です。

エチケットを見覚えがある方もいらっしゃるのでは。

かわいいカエルが印象的。


北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *


ピュアな味わい。


「 オーストラリアワイン 」 と聞くと、 果実味しっかり・パワフル!!なイメージをお持ちの方も沢山いらっしゃると思いますが、こういった繊細でクリーンな味わいに出会う度に、オーストラリアワインが持つ表情の豊かさに改めて、感動します。



北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

景色を楽しみながら、昼下がりにゆっくりテイスティング。。。。。



と、いきたいところなんですが、実はかなりの急ピッチで進めていかなければならない理由がありました。



せっかく訪問する事が出来たんですが、フロッグモアクリークの滞在時間は僅か30分ほどしか無かったんです。

またいつか、ゆっくりと訪問したいな。。。。。



北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

お話も少ししか出来ませんでしたが、少量のみデザートワインを購入してきました。

リースリング 、 ゲヴュルツトラミネール、それぞれから造られた甘み豊かなワイン。

もう少し、セラーで寝かせてから御用意したいと思っています。



なぜ、この日はこんなにも時間に追われていたかというと、実はチリで火山が噴火して、その火山灰が風に乗って遥か遠いオーストラリア上空まで届いていたんですね。


国際線は動いていたんですが、オーストラリア国内線の飛行機は全てストップする可能性があるという緊急非常事態!!!!


このワイナリー視察旅行中、唯一、同じホテルに連泊することが出来るはずだったんですが、急遽、予定を変更し、この日の夕方18時にタスマニア・ローンセストンから出航する船でヴィクトリア州・メルボルンを目指すことに。

でも、この非常事態。

私達だけだったら、そのニュースも知らずに次の日に空港に行って初めて慌てふためいたハズ。

TVのニュースで、やたら空港の映像が写ってるなあ。。。何かあったんかなあ。。。  なんて、呑気に見ていたんですが、まさか空港が閉鎖されようとしているとは!! 英語が分からないって恐ろしい(-。-;)


「 船で行きましょう!!! 」と、判断した引率者の手島さんのお陰で、無事に翌日にはメルボルンに着くことが出来ました。


因みに、翌日の国内線は全て欠航になっておりました。勿論、私たちが搭乗予定だった飛行機も欠航。

おお~。

まさに、間一髪!!!!




北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

こちらが、連泊予定だった THE HENRY JONES ART HOTEL


1820年代のジャムファクトリーの建物をリノベート。

内部はとてもモダンでした。

館内はまるでミュージアムのよう。

タスマニアの若手アーティストの作品も、いたるところに飾ってありミニギャラリーになっておりました。


部屋も、とってもお洒落だったんですが、時間に追われ写真は撮り忘れ・・・・・

たぶん、イナジ家では2度と泊まることは無いだろうと思われる5ツ星☆ホテル。

心の中に焼き付けておきたいと思います。



さて。

予定されていたタスマニアでの全てのワイナリーの訪問を終え、あとはフェリー乗り場へ向かうのみ!!!!


ここからは、全てが時間との戦い。

ドライバーのレイさんが、ホバートからローンセストンの港へと車を飛ばします。


時間にして3時間とちょっと。

タスマニアって、もっと小さいんだと思っておりましたが、なかなかの広さ。

車から眺める景色は、豊かな緑。 青い空。 羊や牛。

次は夏に来てみたいなあ。




北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *


こちらが、タスマニア・ローンセストン ~ ヴィクトリア・メルボルンを結ぶ SPIRIT OF TASMANIA号。


「 豪華客船やあ!!! 」 と、すっかりハイテンション。


本日は、こちらで船中一泊となります。



北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

内部は、バーがあったり。



北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

しかし、皆様、よく飲むなあ!!というのがオージーに対しての私のイメージ。

このおじいちゃんも、ビール片手に船内をお散歩している姿を何度も目撃しました。



北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

もちろん!!

私達も乾杯を。


ビールがそんなに飲めない私のみ、タスマニアのスパークリングワインを。

船内でも、沢山の種類のグラスワインが置いてあって、ワイン文化だなあと感心。

スパークリング 3種類 白・赤は各5種類くらいあったんじゃないかな。

そして、ビールのいろんな地ビールが楽しめました。



北新地 G´day ワイン 食堂  *日々、造り上げるおいしいお料理と、オーストラリアワインを北新地から *

夜ご飯は、ビュッフェスタイル。

欲張りすぎました・・・・・


ゲームセンターやお土産屋さんがあったりで、なかなか楽しめた船の旅。




ただ・・・・・・

あんなに船が上下に動くとは・・・・・・

ちょっと怖い・・・・・・


頂いていた酔い止めのお陰で、気分が悪くなることは無かったのですが、ちりちゃんと私。

女性陣は、眠れぬ夜を過ごすことに。




でも、夜が明けると、メルボルンに到着ですっ。

船から降りた瞬間 「 暖かい!!!! 」  気候の違いを肌で実感します。

タスマニアと同様、初めて訪れる地・ヴィクトリア。

新たなワインとの出会いを楽しみに、既に重量がかなりアップしたトランクを引きずり、港を出発ですっ。