自分を知るための最適な方法
こんばんは。
コミュニケーション力向上委員長の大津です。
先週、「自分とのコミュニケーション」という記事で
自分を知ることの大切さについて書きました。
真のコミュニケーション力をつけるには
小手先のテクニックだけでは不十分で、
自分の心のあり方を知ることが不可欠だ
という趣旨です。
その記事の中で、
自分とコミュニケーションをとる方法、
自分自身を知る方法を紹介すると書きました。
今日は、その方法について書いてみたいと思います。
自分自身を知ると言っても、
やり方はたくさんあります。
私も相当色々な心理学やら心理療法を学んできて、
何でこんなに違う方法がいっぱいあるんだ!?と
疑問に思ったこともありました。
主な心理療法だけでも40~50種類はあるんですから、
なんで?と思うのも当然ですよね。
まあ、それだけ人間はわけの分からない存在だ
とも言えるのですが(苦笑)。
そんな中で、私が皆さんにおすすめしたいのが
交流分析という手法です。
昨日の記事でチラリと書いた、
親の心、子供の心、大人の心で
分析する方法ですね。
なぜこの方法を推奨するかというと、
理由は3つあります。
その理由とは
理由①非常に分かりやすく、直感的に理解できる
理由②コミュニケーション力UPに特に効果がある
理由③分かりやすい割に、心の本質的な所も扱える
ということです。
このブログはコミュニケーションがテーマなので、
コミュニケーション力UPに役立つことを優先して、
この手法を紹介することにしました。
交流分析はその名の通り、
人と人との交流=やりとり=コミュニケーションが
中心テーマになっています。
しかし、その前に構造分析という名の
自己分析が行われます。
簡単に言うと、自分の心の構造を知るということです。
ちっとも簡単じゃないか?(笑)
まあ、難しい言葉は置いておくとして、
分析自体は、面接やめんどくさい分析ではなく、
50問ほどの簡単な選択式テストでできてしまいます。
このテストは私が用意しますので、
よかったら皆さんもチャレンジしてください^^。
準備に2~3日はかかりますので、
テスト自体は今週末くらいまで待ってくださいね。
さて、このテストの結果で描き出されるのが
エゴグラムという、心の状態を表すグラフです。
これを見ると、その人の心の状態や性格が
明確に見えるので、非常に面白いです^^。
ちなみに、言葉だけじゃイメージしにくいので
私のエゴグラムを発表しておきましょうか。
◆コミュニケーション力向上委員長 大津淳のエゴグラム
グラフの見方は、
縦軸が得点、横軸が5つの心の状態を表します。
親の心(Parent)が2種類、大人の心(Adult)が1種類、
子供の心(Child)が2種類あるので、合計5種類です。
5つの指標とは、左から
CP:批判的な親
これは、自分の価値観や考え方を正しいものとし、
それを譲ろうとしない部分です。悪いことに対しては
はっきり「NO」と言います。
あなたの正義感や批判力にあたる部分ですが、
このCPが強すぎると、厳し過ぎたり、批判的すぎる
人格として現れます。
まあ、イメージとしては父親的な部分ですね。
NP:養育的な親
これは、親切や思いやり、寛容な態度を表します。
相手をいたわり、励まし、親身になって擁護するは、
この部分が働いているのです。
母親的な温かみのある心ですが、NPが強すぎると
甘やかすという問題が起きます。
A:大人
これは、物事を冷静、客観的に判断する理性・知性
の部分です。事実に基づいて判断し、生産的に行動
します。しかしAが強すぎると、感情が乏しく、冷たい
感じになったり、評論家タイプになることもあります。
FC:自由な子供
これは、自分の性格の中で最も生来的な部分です。
自由で縛られない自発的部分であり、想像力の源で
すね。感情を素直に表し、遊びに夢中になります。
FCが高いと明るくてユーモアがある感じに見えます。
でも、高すぎると時と場合を考えずにはしゃぎ過ぎる
こともあります。
AC:従順な子供
これは、自分の本当の気持ちを抑えて、親や周りの
大人の意向に沿おうと努めている部分です。
嫌なことを嫌と言えない、妥協的、いわゆる良い子、
自然な感情を表すのが苦手といった特徴があり、
ACが高いとストレスをためやすい性格になります。
たとえば私のエゴグラムを見てみると、
CPとACが低く、後の3指標は大体同じ位で割と高い
という特徴があります。
これを簡単に読み解くと
CPが低い⇒自分にも他人にも批判的ではないが、
ややルールとか規制にルーズな面がある。
NPが高い⇒思いやりがあり、温かみがある。
しかし、自分にも他人にも甘いところがある。
Aが高い⇒冷静、客観的な面は持っている。
FCが比較的高い⇒自由な子供っぽい部分もある。
でも、我がままと言うほど自由ではない。
ACが低い⇒従順なタイプではない。必要な時は自分の
主張もする。しかし、割と反抗的かな?(笑)
こんな感じです。いかがですか?^^
エゴグラムのパターンは100種類以上もあり、
その人の性格をかなり良く表わします。
たとえば、
アイムナットOK,ユアOKの人のエゴグラムを見ると
FCが低く、ACが高いという特徴があります。
自分の中の自由奔放な部分を抑え、
従順な部分が強くはたいているからですね。
ただし、大事なのは
エゴグラムは変えられるということです。
自分のエゴグラムを見ることで
自分が無意識のうちに行っている
コミュニケーションパターンを把握できます。
そして、そのパターンを変える練習を行えば
エゴグラムを変化させることができるのです。
さて、話が佳境に入ってきましたが、
今日はずいぶん長くなってしまったので、
これで終わります。
明日からもしばらくこの話題を続けますし、
先ほど約束したとおり、
自分で採点できるエゴグラムのテストを
2~3日中に皆さんに提供しますので、
楽しみに待っていてください。
では、また。
