北陸新幹線の開業に向けて着々と進んでいるようで。

北陸新幹線、東京―金沢のレールつながる 454キロ


東京から富山までわずか2時間。金沢までは2時間半。東京-富山、東京-小松の飛行機便は大打撃ですね。富山線は伝統的に全日空がシングルトラック。それに対して小松は多くの航空会社、路線が乗り入れている空港。どちらの路線も今後が注目です。


しかしそれ以上に今後が注目なのが「ほくほく線」。

聞きようによっては冗談みたいなネーミングのこの路線は第三セクターで、上越線から信越本線へのショートカットとして「はくたか」などの特急が在来線最高速の毎時160キロで走っています。

ところがほくほく線を走る「はくたか」は、北陸新幹線の名前として採用され、在来線としては廃止される予定。

あと20年は戦える!? 100億円以上貯金した地方鉄道がある


関係ありませんが、ほくほく線の「はくたか」は「電車でGO!2 高速編」の中でほくほく線が収録された中に入っており、その高速運転にともなって定時運行がけっこう難しかったような記憶があります。

LCCのひとつであるピーチ・アビエーションが大量の欠航を発表したことは先日書いたばかりですが(→ピーチ最大2088便欠航 )、今度はバニラ・エアが欠航を発表しました。
バニラ・エア 来月154便欠航へ、パイロット不足

パイロットの確保はもちろん各社がそれぞれに努力することですが、これはある意味、国の失策です。LCCが就航すればパイロットが大量に必要になることはわかっているわけですから、国としてパイロットを準備しなくてはいけません。例えて言えば、医者が不足することがわかっているならそれに先んじて医学部の定員を増やすなどしておく必要がある、というような感じでしょうか。パイロット不足に悩むのは日本航空や全日空も同じで、これからの数年間、定年を迎えるパイロットが大量に発生することはわかっています。パイロット不足は決して対岸の火事ではないのです。

ところで、このニュースでひとつ残念なことがありました。それは「予約していた人に払い戻しや振り替えの連絡を始めた」の部分。
格安バニラ・エアも欠航=機長不足で6月に国内154便
自社便への振り替えをするのは事態が事態なのでしかたないと思いますが、グループ会社とはいえ全日空便への振り替えは個人的には反対。

予約していた便が欠航するのですから、払い戻すのは当たり前です。しかし、他社便への振り替えには多くのコストがかかります。今回のことが悪しき前例となり、「LCCでも他社便へ振り替えろ」ということになると、LCC側としては振り替え用のコストをあらかじめプールしておく必要が出てきます。これではコストがかさむことになり、結局、料金の値上げをせざるを得なくなります。

消費者保護の観点はもちろん大切ですが、最初からリスクがあることで価格を下げているわけですから、ここはそのリスクに応じた負担(便が欠航したときの代替便は自分で確保する必要がある)を消費者にしてもらうのは当然だと思います。

先日、ニュースになりましたが・・・。

ピーチ最大2088便欠航…病欠相次ぎ機長不足


LCCの発展にはふたつの要素があり、ひとつは空港のキャパシティーが十分であること、もうひとつはパイロットなど運航要員を十分に確保できること、です。


前者は日本では厳しいと言われながらも、関空を拠点としてきたピーチは成田を拠点としてきたジェットスターやエアアジアジャパンよりは優位に立ってきていました。(エアアジアは撤退して、バニラエアに引き継がれたのはご存じのとおりです)


今回の記事は後者の、機長不足が深刻な状態に陥っていることが顕在化したニュースと言えます。ある意味、ピーチの成長戦略に大きな足止めとなるのは確実でしょう。おりしも、ピーチの異常飛行がニュースとなっており、運航要員の確保は急務と言えると思います。