はじまりは自分とのパートナーシップ
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脳内デザインで人生を変えるコーチ
池谷直穂子です。
昨日、次男が高校の卒業式を迎えました。
彼は日本で中1の2学期を終えたところで
今の香港の学校に転校しました。
カナダ系のインターナショナル スクールです。
それから５年半、良い友達に恵まれ、
尊敬する先生にも出会い、
クラブ活動やボランティアワークなども経験、
いつ見ても楽しそうな学校生活を送りました。
有難いことです。
卒業生は75名。
その中には１つ、２つ年上の人もいるし、
同じ12年生で学校に残る人も5人ほどいるようです。
日本の学校にいれば、同じ学年は同じ年の子、
何かの事情で卒業が遅れる場合もあるけれど、
それは結構珍しいケースだと思います。
でも、インターナショナル スクールでは
別に珍しいことではありません。
編入のタイミングや、その時の英語のレベルなど
様々な要因で卒業に時間がかかることがあるからです。
我が家の長男も高2の冬に編入したところ、
高2を終えていないので、日本の高校の
2学期分の履修単位は無効と言われました。
つまり、高2に編入するものの、
その学校で必要な高2の単位を
1月から取り直す―この時点で自動的に
卒業は半年遅れになるということです。
本人の意思にも能力にも関係なく、
ただその学校が所属する国のシステムに
従うとそうなるのです。
日本にいる友達と比べると、
後れを取ったような気持ちになるかもしれませんが、
周りをみると同じような子がいる。
そんなことからも日本の「普通」から
少し解き放たれる感覚が持てるかもしれません。
昨日は、同じ学年だけれど、
卒業せずに日本に帰国する友達が式に来ていました。
聞けば、我が家の長男と同じく、
転入時に同じ学年をやり直すことになった上に、
体調を崩して1年近く学校に通えない
時期があったのだそうです。
高校3年生の夏に日本に帰ると、
受け入れてくれる日本の学校はありません。
高校を卒業するためには、高卒認定を受けるか、
日本にあるインターに入りなおすことに
なるのでしょう。
卒業生がガウンを着て、角帽をかぶり、
卒業証書を受け取る姿を、
彼は私服姿で参観者席で観ていました。
卒業生は名前と共に進学先をアナウンスされると
証書を貰いに壇上に登ります。
今年の卒業生は優秀で、世界ランキングの
上位大学に進学する子が大勢いました。
羨ましいな、、、そんな感情を抱いても
不思議ではないと思います。
でも、式が終わると彼はニコニコして
友達のところに駆け寄り、
お祝いの言葉を伝え、ハグをして、
一緒に写真を撮りまくっていました。
ボク、同じ学年なんですけど、
卒業しないで帰国するんです。
それでも、今ここにみんなと一緒にいられて
すごく嬉しいです！
笑顔でそう話してくれました。
日本の学校とは違う環境に身を置いて、
こうでなければとか、普通はこうという
考えに囚われていない笑顔でした。
子供達に比べると、日本の「普通」に染まっている
私ですが、子供を通して日本と違うシステム、
考えを知ることのできた5年半に感謝。
次男は8月下旬にカナダに行くことになりました。
この先は子供抜きで自分の「普通」を
更新していくことになります。
続きは１９時半配信のこちらから
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